「韓国、注目に足るAI発表数で世界3位…「フィジカルAI」に強み

投稿者: | 2026年6月1日

 米スタンフォード大学の『2026年人工知能(AI)インデックス』指標で、韓国は『注目に足るAIモデル』のリリース数で世界3位、AI導入率で世界18位にランクインした。

 1日、ポスコ経営研究所がスタンフォード大学ヒューマンセンタード・インテリジェンス研究所(HAI)の『2026インテリジェンス指数』指標を活用・分析して発表した『韓国インテリジェンス産業の地位と飛躍課題』報告書によれば、昨年下半期の韓国のインテリジェンス導入率は世界18位で、前年上半期(25位)から7段階上昇した。導入率の増加幅(+4.8ポイント)は世界1位と評価された。企業・公共部門で人工知能の導入が同時に急増し、産業用ロボットの設置台数は3万600台で世界第4位となった。1位は中国(29万5000台)、2位は日本(4万4500台)、3位はアメリカ(3万4200台)だ。労働者1万人あたりのロボット台数を示す「ロボット密度」は、韓国が1012台で世界1位を維持した。

 『スタンフォード人工知能インデックスレポート』は、2017年から毎年発行されている人工知能総合分析報告書で、研究開発や技術性能など全分野のデータを集計・分析し、独立的かつ中立的に評価され、各国の政府や企業が参考資料として頻繁に引用している。

 この報告書は、韓国の産業界が人工知能の吸収が加速する「転換モメンタム」段階に入っており、特に工場やロボットに人工知能を適用する「フィジカルAI」分野で韓国の強みが際立っていると評価した。技術的性能と革新能力に関しては、昨年韓国が大規模言語モデル(LLM)で「注目に足るAIモデル」5件(LG研究院・NAVER・SKテレコム・アップステージ・NCソフト)を発売し、米国(50件)・中国(30件)に次いで世界3位にランクインした。報告書は、韓国の大規模言語モデルは約300億パラメータ規模の中型に集中しており、数千億~兆単位の米国・中国の最上位モデルとは異なり、「コスト効率」と「韓国語特化」の面で差別化する戦略を示していると診断した。

 AI特許出願数においても、韓国は人口10万人あたり14.31件で2年連続で世界1位を維持し、人口規模に対して革新活動が最も活発な国と評価された。2位はルクセンブルク(12.25件)、3位は中国(6.95件)、4位はアメリカ(4.68件)だった。報告書はただし「サムスン電子・LG電子・SKテレコムなどが特許出願の多数を占めているが、特許出願数が商用化の成功やモデルの品質を直接保証するわけではない」とし、「世界最高水準のモデルと比較すると、韓国独自のモデルの絶対的性能は米国・中国の最上位モデルに比べて依然として大きな差がある」と評価した。報告書によると、韓国のAI市場規模は昨年時点で約90億6千万ドルと推定されている。世界(5,817億ドル)に対するシェアは1.6%で、世界総生産に占める韓国の国内総生産の比率(約1.8%)に比べてやや低い水準だ。

 報告書は、グローバルなAIの動向に関して、「AIが性能・普及・投資などすべての次元で、また量的・質的側面でも加速成長の局面に入った」中で、AIコーディングエージェントの性能を測定する代表的指標である『SWEコーディングベンチマーク』は、1年で完了率(問題解決率)が60%から約100%(人間基準)に跳躍したと評価した。また、グローバル企業におけるAIの採用率は88%に達し、生成型人工知能はリリースから3年で世界人口の53%が利用しており、従来のPC(約10年)やインターネット(約7年)より速い普及速度を示していると明らかにした。

 しかし報告書は、人工知能の開発が企業を中心に急速に進む中で、少数のビッグテックへの集中と情報公開の縮小現象が同時に現れていると診断した。昨年、『注目すべきフロンティアAIモデル』の90%以上が産業界で発売され、学界・政府が提供したモデルは全体87件中の7件に過ぎなかった。さらに、Google、Anthropic、OpenAIなどの主要ラボが「学習データセットの規模と学習時間」情報をこれまで公開してきた慣行がなくなり、透明性指数が58から40に低下した。報告書は「性能は向上しているが、信頼性と説明可能性はむしろ低下している」とし、能力と責任が共存できない現象が世界的な政策課題として浮上していると評価した。

2026/06/01 15:51
https://japan.hani.co.kr/arti/economy/56326.html

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