4-6月期のウォン相場、通貨危機後で最安…韓国の脆弱階層襲った「成功の費用」の請求書(1)

投稿者: | 2026年6月8日

4月から6月までの平均為替相場が通貨危機以降28年ぶりのウォン安ドル高水準となった。米国とイランの戦争が長引く中で、株式市場で外国人投資家の売り攻勢が続いているためだ。ウォン安ドル高の衝撃が物価と金利追加上昇につながり、脆弱階層の困窮がさらに大きくなるだろうという見通しが出ている。

ソウル外国為替仲介によると、為替相場は6日午前2時に1ドル=1559.00ウォンで夜間取引を終えた。前日昼間の取引終値より19.90ウォンのウォン安ドル高だ。先週最後の営業日であるこの日は夜間取引時間中に1561.50ウォンまでドル高が進んだ。米国発の金融危機でウォン安が進んだ2009年3月6日の1597.00ウォンから17年3カ月ぶりのウォン安ドル高水準だ。

 中東情勢悪化後にウォン安ドル高の局面が続き、4-6月期の平均相場は1490.98ウォンと集計された。通貨危機当時の1998年1-3月期の1596.88ウォン以来のドル高水準だ。今年に入り5日までの平均為替相場は1477.06ウォンで、これまでの最高記録である昨年水準の1420.97ウォンをすでに上回った。空港ではドルの現金買い相場が1624.00ウォン(6日、ハナ銀行告示基準)とすでに1600ウォンを超えた状態だ。戦争による原油価格上昇により市場でリスク回避心理が強まりウォンの下落につながっている。

先月青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の金容範(キム・ヨンボム)政策室長がウォン安ドル高に対し「韓国経済が新たな次元に跳躍する過程でやむをえず伴う成功の費用」と表現したことが引き金になったという指摘も出る。当局がウォン安をある程度容認するのではないかという解釈が出て為替相場の変動性に油を注いだ。

ウォンの下落傾向は他のアジアの国と比較しても目立つ。今月に入りウォンの対ドル相場は1週間で3.48%下がった。日本円の0.65%、台湾ドルの0.55%、オフショア人民元の0.38%より下落幅が大きい。主要国ではロシアの3.54%に次いで2番目に大きい下げ幅だ。新韓銀行S&Tセンターのエコノミスト、ペク・ソクヒョン氏は「ホルムズ海峡封鎖など世界的な貿易秩序崩壊に韓国が最も弱い構造を持っていた。ウォンの前途は順調でないだろう」と予想した。

2026/06/08 09:28
https://japanese.joins.com/JArticle/350165

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)