エアフォースワン報道で召喚状、健康不安説には警告…トランプ氏、NYTに全方位から圧力

投稿者: | 2026年7月13日

ドナルド・トランプ米政府が、ニューヨーク・タイムズ(NYT)への圧力を強めている。NYT記者らに連邦大陪審への出頭を求める召喚状を発行したのに続き、トランプ大統領は自身の健康状態に言及した記者に対し、損害賠償請求訴訟を起こす可能性まで示唆した。

トランプ大統領の新エアフォースワンに関する保安上の懸念を報じたNYT記者らに対し、米司法省が連邦大陪審への出頭を求める召喚状を発行していたことが11日(現地時間)、明らかになった。NYTは同日、「本紙の記者は前日、15日に連邦大陪審への出頭を求める召喚状を司法省から受け取った」とし、「召喚状には具体的な説明はなく、『連邦刑法違反の容疑』との記載だけがあった」と明らかにした。一部記者は、自宅を訪れた連邦捜査当局者から直接召喚状を受け取ったという。

 トランプ大統領は8日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議への出席を終えてトルコを離れる際、カタールから提供された新しいエアフォースワン(ボーイング747-8)ではなく、旧エアフォースワンを利用すると明らかにした。これについてNYTは、新型機には先端ミサイル防衛システムなど重要な防御装備が十分に備わっておらず、保安上の懸念が提起されたためだと報じた。報道に先立ち、連邦捜査局(FBI)の高官は国家安全保障を理由に記事掲載の再考をNYTに求めるとともに、情報源の開示も要求した。しかし、NYTはこれを拒否し、記事を掲載した。

今回の召喚状を発行したニューヨーク・マンハッタン連邦検事のジェイ・クレイトン氏は、最近トランプ大統領が国家情報長官(DNI)に指名した人物だ。

NYT側の弁護士は、「憲法が保障する報道の自由を侵害する行為であり、典型的な記者への圧迫だ」と強く反発した。報道機関の団体も今回の措置は報道の自由を侵害するとして、召喚状の撤回を求めた。ナショナル・プレス・クラブ(NPC)は声明で、「連邦捜査当局が記者の自宅まで訪れて召喚状を手渡すことは通常の法執行ではない」とし、「報道の自由に対する異例の攻撃だ」と批判した。

一方、司法省は「今回の措置は記者ではなく機密情報の漏えい者を対象とした通常の法執行だ」とし、「報道機関の役割は尊重するが、法令順守のための措置だった」と説明した。

同日、トランプ大統領は、自身の健康不安説を提起したNYT記者マギー・ハバーマン(Maggie Haberman)氏を公然と非難し、損害賠償請求訴訟の可能性まで示唆した。トランプ大統領は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「『マゴット・ハガーマン(Maggot Hagerman)』は、この10年間、私に関する虚偽報道で生計を立ててきた」と投稿し、「崩壊しつつあるNYTを相手取った数十億ドル規模の訴訟が法廷に持ち込まれれば、その代償を払うことになるだろう」と記した。「マゴット(maggot)」は「ウジ虫」、「ハグ(hag)」は「醜い老女」を意味し、ハバーマン氏の名前を意図的にもじって侮辱したものとみられる。

これに先立ち、ハバーマン氏はMSNBCの番組『MS Now』に出演し、トランプ大統領が8日に「イラン・イスラム共和国」を「日本イスラム共和国」と言い間違えた事例を取り上げ、同氏の身体的・認知的健康状態に疑問を呈した。ハバーマン氏は「政府内でトランプ氏の健康状態はブラックボックスも同然」とし、「政府は関連情報の公開をますます減らしている」と主張した。

2026/07/13 09:46
https://japanese.joins.com/JArticle/351880

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