イングランド代表のトゥヘル監督が呼んだ「ヘル」…30分残して「バス守備」 メッシはその隙を狙った

投稿者: | 2026年7月16日

イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督(ドイツ)が試合を台なしにした試合だった。

トゥヘル監督が率いるイングランド代表は16日(日本時間)、米アトランタ競技場で行われた北中米ワールドカップ(W杯)準決勝でアルゼンチン代表に1-2と痛恨の逆転負けを喫した。

 後半10分、イングランドのモーガン・ロジャーズが右サイドから上げたクロスにアンソニー・ゴードンが背後から飛び込んで先制ゴールを決めた。ロジャーズを右ウイングに起用したトゥヘルの用兵術が成功した。

ところが1-0とリードを奪ったトゥヘル監督は早くも守備モードに転換した。後半26分には得点したゴードンに代えてDFのエズリ・コンサを投入し、3バックに変更した。

続いて後半36分にはDFリース・ジェームズとMFデクラン・ライスを下げ、長身DFのダン・バーンとニコ・オライリーを投入した。フォーメーションは5-4-1となり、DF選手が6人に増えた。トゥヘルにはメキシコとの決勝トーナメント初戦やノルウェーとの準々決勝の終盤にディフェンダーを投入し、リードを守り切った記憶があった。

イングランドは試合終了まで30分も残した状態で、ゴール前に「大型バス」を駐車するような極端な守備サッカーを展開した。それもアルゼンチン代表を相手に、メッシを相手にだ。

アルゼンチンはほぼ一方的に攻撃した。後半39分にはイングランドの選手10人がペナルティーエリア内とその付近に密集する場面もあった。イングランドは後退するばかりだった。

一方、アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督は冷静で鋭かった。右側ハーフスペース付近でのメッシの1対1突破に活路を見いだした。狭いスペースでの緻密なパスワークはアルゼンチンが最も得意とするプレースタイルだ。

30分という時間はイングランドが守り抜くには長すぎた。結局、過酷な代償を払うことになった。後半40分、メッシのパスを受けたエンソ・フェルナンデスにミドルシュートを決められ、同点に追いつかれた。続いて後半のアディショナルタイム2分、メッシが右サイドから上げたクロスをラウタロ・マルティネスに頭で決められ、逆転まで許した。

世界的なストライカーだったズラタン・イブラヒモビッチは試合後、「イングランドはゴールを決めた後、プレーをやめてしまった。理由が分からない。トゥヘル監督が数枚の交代カードを切ってあまりにも守備的になった。一方でスカローニ監督は攻撃的に出た」とし、トゥヘル監督の戦術を批判した。

イングランドは1966年以来60年ぶりのW杯制覇に向けてライバルのドイツ出身のトゥヘル監督を招聘した。そのトゥヘル監督が悪手でW杯決勝進出のチャンスを吹き飛ばしてしまった。イングランドのサッカー界からはトゥヘル監督に対する激しい批判が起きている。早くも更迭するべきだという声も出ている。

2026/07/16 13:27
https://japanese.joins.com/JArticle/352109

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