NHK「プーチン大統領、来週訪朝へ調整」…金日成広場に大型構造物

投稿者: | 2024年6月12日

ロシアのプーチン大統領が来週前半にも北朝鮮を訪問する可能性があるという日本メディアの報道があった。NHKは12日、ロシア政府高官など複数の外交関係者を引用し、「プーチン大統領が来週前半にも北朝鮮を訪問する方向で調整が進められている」とし「近く正式に発表される見通し」と伝えた。

プーチン大統領は昨年9月、ロシア極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と首脳会談を行った当時、北朝鮮から訪朝招請を受けた。その後、ロシア側は具体的な時期には言及せず「プーチン大統領が早期に北朝鮮を訪問する」というメッセージを出していた。

 プーチン大統領が今回訪朝する場合、2000年7月以来24年ぶりとなる。当時、プーチン大統領は金正日(キム・ジョンイル)総書記と平壌(ピョンヤン)で首脳会談をし、両国関係の正常化と北朝鮮の核・ミサイル開発問題、エネルギー協力などについて議論した。現在ロシアが北朝鮮からウクライナ戦場で使用する武器の供給を受けているだけに、今回の会談では両国間の軍事・経済協力などが重点的に議論されるという見方が出ている。

一部では、最近プーチン大統領が韓国を「友好国」と発言するなど従来とは異なる態度を見せていることに関連し、「ウクライナ戦争で疎遠になった韓国と経済協力を生かすために訪朝カードを活用している」という分析もある。2000年の北朝鮮訪問当時にも専門家の間では「韓国の関心を誘導するために朝鮮半島に対する影響力を確認させる目的もある」という評価があった。

NHKは外交関係者を引用し「プーチン大統領は(北朝鮮訪問後)来週後半を軸にベトナムを訪問する方向でも調整中」とも伝えた。プーチン大統領が先月「5期目」の最初の海外訪問で中国を訪れたのに続き、ロシアの伝統的な友邦を連鎖訪問する動きとみられる。

一方、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)のこの日の放送によると、平壌の金日成(キム・イルソン)広場でプーチン大統領の訪朝と関係があるとみられる動きが捕捉された。商業用人工衛星が9日と11日に金日成広場の周辺を撮影した写真では、演壇の周囲に白い大型構造物が設置されたことが明らかになった。

通常、金日成広場では閲兵式(軍事パレード)などの大規模な行事で、軍楽隊や動員された人たちが演壇に立つ。VOAは「北朝鮮は過去に中国やロシアの高官級が訪問したり閲兵式を行ったりする場合、金日成広場で別の訓練を実施して構造物を設置する状況を見せてきた」と指摘した。したがって近く群衆を動員した歓迎式の演習場面がみられるだろうと予想した。

2024/06/12 14:53
https://japanese.joins.com/JArticle/319798

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