【コラム】韓国サッカーに必要なのは名将でなくシステムだ(1)

投稿者: | 2026年7月22日

この夏に地球を盛り上げた2026北中米ワールドカップ(W杯)のフィナーレを眺めながら、韓国サッカーに苦々しい思いを抱かざるを得なかった。みすぼらしい成績と無気力なプレーも問題だが、痛恨はこうした結果をもたらした過程にある。それは特定の個人の「ヒューマンエラー」というよりも、長い期間にわたり腐っていた大韓サッカー協会(KFA)の「システムエラー」だ。私はサッカーに関する専門的な知識はあまりない。それでも今回のサッカー惨事の原因を教育者の立場で自ら診断して改善策を提示しようと思う。

KFAの最も深刻な問題は「手続き的正当性」の喪失にある。国家代表戦力強化委員会など意思決定機構を制度的に用意しておきながらも、重大な監督選任過程ではこれを無力化させた。密室で少数の独断で決定し、規則が恣意的に解釈されれば、いかなるシステムも生命力を失ってしまう。制度が権力によって無視される組織は信頼を失い、方向を喪失するしかない。

 今回のW杯で高い組織力で賛辞を受けた日本の成果は決して偶然でない。日本サッカー協会(JFA)は1993年のJリーグ発足当時、「百年構想」を宣言した。目の前の勝敗にこだわるエリート体育を越え、「スポーツを通じて快適で豊かな地域社会を作る」という哲学でサッカーを地域密着型公共財として接近した。さらに2005年には「JFA宣言」を通じて2050年までにサッカー家族1000万人を確保し、W杯で優勝するという長期ビジョンを発表した。はかない夢のようだったが「Japan’s Way」という戦略で具体化した。技術委員会の独立性を保障し、欧州にスカウト前哨基地を置いて戦術データを蓄積した。森保一監督に8年という長い時間と信頼を与えることができたのもこうした確固たるシステムのおかげだ。

欧州の伝統的強豪ドイツのダス・リブート(Das Reboot)計画はさらに大きな教訓を与える。ドイツがユーロ2000でグループリーグ2敗1分けの最下位という屈辱を経験し、「錆びついた戦車軍団」と呼ばれた当時、ドイツサッカー協会(DRF)は指揮官の交代という弥縫策で済ませなかった。ブンデスリーガ1・2部の36全球団に「ユースアカデミー運営」をプロライセンス発行の必須条件として強制した。全国300余りに練習センターを設置し、有望株データを体系的に管理し、収益の一定比率をユースサッカーに再投資するよう法制化した。14年の忍耐の末、このシステムで育った黄金世代が2014年ブラジルW杯優勝カップを手にした。

日本とドイツの改革が成功した本質には、当面の成績至上主義から抜け出し、「根本」となる青少年の健全な成長に集中したという共通点がある。これは教育と人材育成の観点で深く刻むべき体・徳・智三位一体哲学に通ずる。半面、韓国代表チームの短期成績至上主義や子どもに勝利を強要して酷使する幼少年サッカーの現実は入試中心の教育と変わらない。

2026/07/22 14:49
https://japanese.joins.com/JArticle/352401

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