三菱鉱業強制動員被害者の遺族、提訴から6年で二審勝訴

投稿者: | 2026年7月24日

 日帝による強制動員の被害者の遺族が、戦争犯罪企業「三菱鉱業」を相手取った損害賠償訴訟の控訴審でも勝訴した。

 光州(クァンジュ)高等裁判所民事2部(パク・チョンフン裁判長)は23日、6人の遺族が三菱マテリアル(旧三菱鉱業)を相手取って起こした損害賠償訴訟の控訴審で、原審通り原告一部勝訴の判決を下した。

 同高裁は三菱マテリアルに対し、3人の遺族に各1億ウォン、残りの3人には相続分に応じて1176万~1666万ウォンを賠償するよう命じた。

 9人の遺族は2020年1月に提訴したが、三菱側が裁判に消極的だったため一審判決が下されたのは2024年8月で、提訴から6年たってようやく控訴審の判決が出た。遺族中3人は消滅時効の完成などを理由に一審で敗訴しており、控訴したのは6人のみだった。

 遺族は、日帝強占期に三菱鉱業が経営していた鉱山に強制動員され、賃金未払いで過酷な労働をさせられた被害者の家族。被害者の故イ・サンオプさん(1928~2017)は、1943年11月に15歳で福岡県の三菱鉱業上山田炭鉱に連れて行かれ、1945年8月まで地下1500メートルの坑道で一日15時間の過酷な労働をさせられた。3度目の脱出が成功して命拾いし、解放後に帰国した。イさんが残した手記は2016年に『死地を越えて帰郷まで』という書籍として出版された。

 もう1人の被害者、故ユン・ジェチャンさん(1917~2010)も1942年8月に25歳で福岡の三菱鉱業に連れて行かれて働かされ、労働中に負傷して生涯苦しんだ。当時、ユンさんは日本人に「月150円を郵便局に預けておいてやる」と言われて印鑑を渡されたが、ユンさんは一銭も受け取れずに帰国した。

 判決後、イさんの息子のソンヒさんは記者団に「亡くなった父を思うと、最後まで団結して苦しみを解決できればという願いを持っている」と語った。ユンさんの息子のチュルホさんも「父の恨(ハン)を解いてあげられたのではないかと思う」と思いを語った。

 全南光州統合特別市に住む被害者の遺族は、2019年から2020年にかけて9つの戦犯企業を相手取って15件の集団訴訟(原告54人)を起こした。そのうち住石ホールディングスを相手取った訴訟は敗訴が確定しており、残りは最高裁で1件、控訴審で9件、一審で4件が争われている。

2026/07/23 17:51
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/56778.html

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