台湾・中国・日本のSNSを埋め尽くす「釜山病」とは?

投稿者: | 2026年8月1日

 【NEWSIS】 最近、台湾・中国・日本などアジア圏の観光客のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)には、「釜山病にかかった」という投稿が相次いでいる。「釜山病」とは釜山旅行から帰ってきた後、釜山が恋しくなることを指す言葉で、かつての「ソウル観光後にまたソウルに行きたくなる」という「ソウル病」に続く新語だ。

 実際に釜山を訪れる外国人観光客数は増加傾向にある。釜山市によると、今年第1四半期(1~3月)に釜山を訪れた外国人観光客は102万3946人だったとのことだ。これは、釜山市が外国人観光客に関する統計の発表を正式に始めた2014年以降、最も早く100万人を突破したものだ。昨年より1か月前倒しでの達成で、過去最短記録でもある。

 外国人観光客は台湾が20万8984人で最も多く、次いで中国(19万7958人)、日本(13万217人)だった。アメリカやベトナム、フィリピン、香港、インドネシアなどからの観光客も増え、釜山の外国人観光客関連市場は多角化の傾向にある。

 外国人観光客の増加に伴い、観光消費も拡大している。釜山市によると、今年第1四半期の外国人観光支出額は2355億ウォンで、前年同期比で26.4%増加したとのことだ。

 釜山市はクルーズ観光の拡大や「ビジット釜山パス(VISIT BUSAN PASS)」の運営、LINE・Alipayとの連携といった観光利便性の改善、国別のオーダーメイド型マーケティングが成長を牽引した主な要因だと分析している。

 釜山に対する高い満足度は民間調査でも確認されている。

 リサーチ会社のYanolja Research(ヤノルジャ・リサーチ)が発表したレポート「中国人観光客が経験したソウル・釜山」によると、中国のSNS「小紅書(RED)」の投稿1万1270件と、中国のオンライン旅行プラットフォーム「Ctrip(シートリップ)」のレビュー1万8694件を分析した結果、釜山は中国人観光客の満足度で4.723点(5点満点)を記録したという。これは東京やシンガポールを抑え、アジアの主要8都市の中で最も高い水準だ。

 同レポートは、釜山関連の投稿について、自然景観に関する言及の割合が38.2%と最も高く、次いでグルメ関連が23.8%だったと分析した。特に「観光地の数はソウルより少ないものの、海と都市、レジャーを組み合わせた体験型観光コンテンツが高い満足度につながった」と評価している。

 釜山が愛される理由は大きく分けて3つある。映える(写真映えする)風景、優れたコストパフォーマンス、そしてアクセスの良さだ。海雲台(ヘウンデ)や広安里(クァンアンリ)、甘川(カムチョン)文化村はもちろん、ブルーラインパーク海岸列車、BUSAN X the SKY展望台、ヨットツアー、スカイライン・リュージュなどは、海外のSNSで絶えず話題に上る代表的な観光コンテンツだ。

 これに加え、ソウルに比べると手頃な宿泊費や食費、デジクッパ(豚肉スープご飯)やミルミョン(小麦粉麺の冷麺)といったローカルフードは、コスパを重視する旅行者に好評を得ている。金海(キムヘ)国際空港を通じて、台湾や日本の一部地域からは直行便に乗れば2時間前後で来られるというアクセスの良さも強みとして挙げられる。

 Yanolja Researchはレポートで、「釜山は単なる自然景観都市にとどまらず、海洋資源に眺望や移動、レジャー、複合レジャーを組み合わせた体験型エンターテインメント都市へと拡大していることを示している」「海洋・自然をベースとした『アジア型体験観光都市』の新たなモデルだ」と評価した。

2026/08/01 08:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2026/07/29/2026072980103.html

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