北朝鮮、NATOのパイプライン近代化計画を非難…「露骨な戦争準備策動」

投稿者: | 2026年8月3日

 北大西洋条約機構(NATO)が欧州内の送油管(パイプライン)を近代化し、エネルギー貯蔵施設を建設する作業に着手すると決めたことを巡り、北朝鮮が1日、「世界の任意の場所で戦争の火種を巻き起こそうとする凶心」だと非難した。

 7月22日、NATOの政治的意思決定機関である北大西洋理事会(NAC)は、冷戦時代に構築された軍事燃料の貯蔵・分配インフラを近代化する「燃料供給網力量計画(Fuel Supply Chain Capability Program Plan)」を承認した。NATOは270億ユーロ(現在のレートで約4兆8600億円)を投じ、最大30年にわたって欧州にある長さおよそ約1万キロの送油管を近代化し、エネルギー貯蔵施設などを建設する計画だ。政治専門メディアの「ポリティコ」は、この計画について「ロシアとの潜在的な戦争に備えるためのものと見られる」と伝えた。

 しかし、北朝鮮の朝鮮中央通信は1日の論評で、NATOの計画について「NATOが戦争遂行のための戦略予備物資の確保に死活をかけてしがみついていることを示している」と主張した。続けて「さらにNATO内から『より強いNATOは送油管から生まれる』という豪語まで飛び出したのは、NATOがますます侵略的な軍事ブロックと化していることの生ける証拠」だとした。

 同通信は「(NATOが)そのような野心的な計画を策定した理由について、外信は『ロシアとの潜在的な戦争に備えるためのもの』と評したが、単にそうとだけ見るべき問題ではない」と主張した。

 同通信は「『欧州とアジア太平洋安保の不可分離』を絶えず騒ぎ立ててきたNATOは、ここ数年、アジア太平洋地域に加盟国の戦略資産まで頻繁に押し込んで軍事的存在感を誇示しており、我々の敵対国(韓国・日本)と共謀して朝鮮半島周辺地域で冒険的な戦争の試演を時を構わず繰り広げている」とした。

 さらに同通信は「ハワイと太平洋上の広い海域で強行された世界最大規模の多国籍海上連合訓練『リムパック』に、欧州の過去の敗戦国であるドイツやイタリアをはじめとするNATO加盟国が大挙参加したことは、NATOが一度もアジア太平洋地域を戦争の視野から外していないことをよく物語っている」と主張した。

 同通信は「このようなNATOが大々的な軍事力増強とともに、戦略予備物資の確保まで並行して推進している過酷な現実は、示唆するところが大きい」とし、「一言で言えば、戦争物資を十分に備蓄しておき、世界の任意の場所で任意の瞬間に戦争の火種を巻き起こそうというのが、まさにNATOの抱いている邪悪な考え」と主張した。

 同通信は「NATOが軍事ブロックとして出現してから数十年になるが、今のように戦争準備策動を露骨に敢行するのは前例のないこと」「戦争の時間を早めることであり、NATO破滅の時間の短縮だ」とした。

2026/08/03 11:06
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2026/08/03/2026080380051.html

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