きょうで9回目を迎える「慰安婦被害者をたたえる日」…生存者は残り5人

投稿者: | 2026年8月14日

「日本軍『慰安婦』として強制的に連行された金学順(キム・ハクスン)です」

1991年8月14日、故金学順さんはこの言葉を皮切りに、日本軍「慰安婦」の惨状を初めて世に知らせた。この日以降、韓国内外の被害者による証言と告発が相次いだ。「慰安婦」という用語は、被害者が自発的に参加したとの誤解を招くよう日本で作られた言葉だとの批判を受け、政府や被害者関連団体は毎回カギ括弧を付けて表記している。

 金学順さんの証言から35年が過ぎたきょう、ソウル市孝昌洞(ヒョチャンドン)の白凡金九(ペクボム・キム・グ)記念館コンベンションホールでは、韓国の性平等家族部が主催する「日本軍『慰安婦被害者をたたえる日」記念式典が開かれた。2012年、アジア連帯会議は8月14日を「世界日本軍『慰安婦』をたたえる日」と定めた。韓国は2017年の法改正を通じ、この日を国家記念日に指定した。今年の「慰安婦被害者をたたえる日」のテーマは「勇気ある証言から平和の歩みへ」に決まった。

記念式典には「慰安婦」被害生存者の李容洙(イ・ヨンス)さんと、姜勲植(カン・フンシク)大統領秘書室長、南仁順(ナム・インスン)国会副議長、元玟京(ウォン・ミンギョン)性平等家族部長官らが出席した。姜室長は「李容洙さんが李在明(イ・ジェミョン)大統領に会いたいと一度おっしゃったことがあるが、条件が整い次第、大統領と一緒にお会いできるよう準備すると申し上げた」と話した。

元長官は記念の辞を通じて「これまで被害者の方々は苦しい中で真実を証言してきたにもかかわらず、続く歴史歪曲(わいきょく)と虚偽事実の流布によって、繰り返し深い傷を負わなければならなかった。国会と政府は『慰安婦』被害者法を改正し、被害者の名誉を毀損する行為を禁止するとともに、虚偽事実を流布した場合に処罰できる法的基盤を整えた」と述べた。

続けて「政府はこれまで蓄積してきた貴重な記録と研究成果を体系的に継承し、未来世代への教育などを拡大することで、日本軍『慰安婦』問題の歴史的真実と女性の人権・平和の価値が次の世代にも揺らぐことなく受け継がれるようにする」と明らかにした。

「慰安婦」被害者を記憶する「慰安婦被害者をたたえる日」の行事はこの日、全国各地で開かれる。正義記憶連帯は午後7時から、ソウル市鍾路(チョンノ)の「平和の少女像」付近で「蝶文化祭」を開き、被害生存者の映像や記念日のテーマ映像を上映するほか、合唱や律動(リズム運動)の公演を行う形で被害者を記憶する。正義連は「おばあさんたちの願いであり、私たちの願いでもある平和な世の中を作りたいという思いを込め、多彩な催しを用意した」と伝えた。

「慰安婦」被害者の墓域と追悼碑がある忠清南道天安市(チュンチョンナムド・チョナンシ)の国立望郷の丘では、政府の公式記念式典が開かれる。このほか、釜山(プサン)・慶南(キョンナム)・全北(チョンブク)・光州(クァンジュ)などでも被害者を記憶するための追悼行事が開かれる。

韓国政府に登録された日本軍「慰安婦」被害生存者は、現在5人だけとなった。平均年齢は95.8歳で、ソウルや京畿道(キョンギド)など全国各地に1人ずつ暮らしているという。

裁判所は昨年を含め、2021年、2023年と計3回にわたり、日本軍「慰安婦」被害者が受けた被害に対する日本政府の責任を認め、賠償を命じる判決を下した。しかし日本政府は、主権国家は他国の法廷に立たないとする国際慣習法上の国家免除の原則を理由に、訴訟に応じていない状況だ。

李在明大統領は就任以来、3回にわたり韓日首脳会談を行ったが、日本軍「慰安婦」問題をめぐり新たな合意があったとは、まだ公式に明らかにしていない。

2026/08/14 15:51
https://japanese.joins.com/JArticle/353584

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