SKハイニックスが、日本北東部の宮城県に数十兆ウォン(数兆円)を投じてメモリ半導体の生産工場(ファブ)を建設する案を推進していることが確認された。韓国の半導体企業が日本国内に現地生産拠点を構築するために大規模な投資を断行する初の事例だ。ただし、日本への投資が具体化するにつれ、自国でのメモリ投資を求める米国の圧力が強まり、今後の投資先をめぐる韓国企業の判断も一層複雑になる見通しだ。
20日に行われたハンギョレの取材によると、SKハイニックスは日本の東北地方の宮城県にメモリ半導体ファブの建設を進めている。財界関係者は「最近、SKグループのチェ・テウォン会長も直接、当該地域を訪問したと聞いている」と語った。宮城県は、九州・北海道とともに、日本政府が半導体産業の中心地として育成中の3大拠点の一つ。
投資規模は数十兆ウォンに上るとみられている。韓国国内の龍仁(ヨンイン)と湖南(全羅道地域)の半導体クラスターで推進されている数百兆ウォン規模の投資に比べれば、日本には比較的小規模な生産拠点を構築する方針だ。宮城県のファブは、ハイニックスが現在新規投資を計画している韓国の龍仁と湖南の半導体クラスターの建設を当初の計画通り推進しつつ、さらに海外に設ける生産拠点だ。世界的なメモリの供給難が続く中、先行投資によって生産能力を拡大しようとする布石といえる。
この計画が実現すれば、ハイニックスは米国のマイクロン、台湾のTSMCに続き、日本に半導体製造工場を置く3社目の海外企業となる。サムスン電子は日本に工場を持たず、横浜に次世代半導体パッケージング研究所を設けている。
ただし、米国が韓国政府や企業に対し、自国でのメモリ工場への投資を迫っている中、日本への投資が現実化すれば、米国による現地生産拡大の要求も一層強まる可能性がある点がリスク要因とされる。韓国の戦略産業である半導体分野における日本への投資をめぐる国内世論の警戒感や政治的な不確実性も、乗り越えるべき課題だ。
2026/08/21 06:21
https://japan.hani.co.kr/arti/economy/56973.html