ネパールで行方不明の観光客約400人のうち外国人は340人…トレッキング客多い

投稿者: | 2026年8月28日

 大規模な土砂崩れ・急流が発生したネパール中北部の僻地にある山岳地帯は、世界的な宗教の聖地であると同時に、首都カトマンズからのアクセスが比較的良いヒマラヤ・トレッキングコースであるため、外国人の被害が特に大きかったものとみられる。事故当時も、数百人の巡礼者や観光客がこの一帯に滞在していた。

 ロイター通信は27日、ネパール観光省当局者の発表によると、行方不明となった観光客約400人のうち約340人が外国人であると報じた。災害が発生したのは、普段トレッキング客や巡礼客が多く訪れる山岳地域だ。韓国人をはじめ、米国、オーストラリア、英国、カナダ、日本国籍の行方不明者に含まれているという。

 特にインド国籍の行方不明者の数が多いとみられる。カトマンズ・ポストによると、26日にラサワガディから中国チベットへ越境する予定だったカイラス・マナサロワール巡礼者は390人と推定される。このうち多くがインド国籍であるという。ネパールの現地旅行会社関係者は同日午後3時時点で、「数人を除き、巡礼者たちと連絡が取れていない」と語った。

 被害が集中したネパールのラスワ郡にあるティムレとラスワガディ、国境を越えた中国チベット自治区の吉隆は、カトマンズから陸路でチベットに入る主要な玄関口。この地域は、2015年のネパール大地震で既存の国境検問所が損壊した後、ネパールとチベットを結ぶ主要な陸上ルートとして定着した。カトマンズを出発した巡礼者たちは、ラスワガディで国境を越えて吉隆に入り、その後、チベット高原のサガを経由して、マナスローバー湖とカイラス山へ向かうとされている。マナスローバー湖とカイラス山は、ヒンドゥー教やチベット仏教、ジャイナ教、さらにはチベットの土着宗教に至るまで、聖地として崇められている場所。ヒンドゥー教では、カイラス山をシヴァ神の住処と見なし、神聖視している。

 ラスワは、中国へ向かう国境の玄関口であるだけでなく、外国人にもよく知られたヒマラヤのトレッキング地域。ここのランタン渓谷は、エベレストやアンナプルナと並び、ネパールの代表的なトレッキング地域とされている。特に、ネパールの首都カトマンズから国内線を利用せず、陸路で高度順応をしながらアクセスできるため、多くの外国人が訪れているという。ラスワには、標高4000メートルを超えるヒンドゥー教と仏教の聖地、ゴサインクンド湖へ向かうトレッキングコースもある。

2026/08/27 19:43
https://japan.hani.co.kr/arti/international/57031.html

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