ゼレンスキー氏「北朝鮮軍、ロシアで実戦経験…太平洋地域の安全保障にとって大きな問題」

投稿者: | 2026年9月18日

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、北朝鮮軍のロシアへの派兵を「太平洋地域の安全保障にとって大きな問題」と位置づけ、ウクライナと日本の軍事技術協力を望む考えを示した。

ゼレンスキー大統領は、17日に公開されたNHKとのインタビューで、「北朝鮮はロシアに3万~5万人の兵士を送った」と述べ、「ロシアは彼らに実戦経験を積み、訓練を受ける機会を与えた」と語った。大統領はインタビューの主な内容を自身のテレグラムなどでも公開した。

 ゼレンスキー大統領は、北朝鮮軍が「デジタルシミュレーターではなく、実際の戦場で」経験を積んでいると指摘し、「北朝鮮には大きな費用がかからなかった」と述べた。さらに、「クルスク作戦でわれわれと直接戦うことを決めたときを除けば、大きな損失もなかった」とし、「その後、彼らは大きな損失を避けるため、ウクライナ領内には入らないことにした」と主張した。

そのうえで、「しかし、彼らはドローンを使い、その運用要員とともに訓練を受けている」と述べ、「これは特に太平洋地域の安全保障にとって大きな問題だ」と強調した。

ゼレンスキー大統領は、北朝鮮製の兵器がウクライナでの戦争に使われているとも主張した。「ウクライナで実際に北朝鮮製のミサイルを見た」と述べ、「中国製のミサイルは見ていないが、中国の技術がロシアに流入していることは知っている」と語った。さらに、「ロシアが使う装備は中国から入ってきており、おそらく専門家や技術も一緒に入ってきているだろう」と付け加えた。

中国のロシアに対する影響力にも言及した。ゼレンスキー大統領は「中国が戦争を終わらせるためにロシアへ圧力をかけるのを見たことがない」と述べ、「二国間の協議ではそうしているのかもしれないが、私には分からない」と語った。

続けて、中国はロシアに多大な影響力を持っているとしたうえで、「中国ならウラジーミル・プーチン大統領を交渉の場に着かせる方法を見つけられると確信しているが、(中国が)そうしていない」と主張した。

また、「中国がこの戦争において政治的にわれわれの側に立っていないのは残念だ」と述べ、「問題は、中国が中立の立場にいるのではなく、ロシア側にやや近いことだ」と語った。

ただ、「ロシア側にやや近い」という発言については、「直接兵器を供与しているという意味ではない。中国はロシアに対してより開放的で、われわれよりもロシアを助ける意思が強いという意味だ」と説明した。

ゼレンスキー大統領は、日本との軍事技術協力に対する意欲も強調した。

「ウクライナと日本の間で軍事技術協力関係を築くことを強く望んでいる」と述べ、「政府間だけでなく、企業間の協力も望んでいる」と語った。さらに、ウクライナの防衛産業の70%以上を民間部門が占めていると説明し、防衛産業の基盤に焦点を当てれば、両国間の貿易規模も拡大できると述べた。

協力分野として、海上監視や偵察、地雷除去用ドローンのほか、防空、サイバーセキュリティー、食料安全保障などを挙げた。

ゼレンスキー大統領は「われわれは日本と『ドローン協定』を結びたかった」と述べ、「日本には、いくつかの防衛装備が必要かもしれない。もちろん、それを決めるのは日本だ」と語った。また、日本がこれまでウクライナに提供してきた支援に謝意を示した。

2026/09/18 06:52
https://japanese.joins.com/JArticle/355232

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