J・D・バンス米副大統領がアラスカ液化天然ガス(LNG)開発事業について、韓国政府が参加するかどうかにかかわらず事業を推進するという強い意志を示した。韓国が参加しない場合には日本など他国と協力する可能性にも言及した。
バンス副大統領は6日(現地時間)、アラスカの地域放送局「アラスカニュースソース」のインタビューで、韓国のアラスカLNG事業投資について「率直に言って韓国には一部、政治的な力学があると考える」と述べた。
続いて「しかし我々は韓国の現政権であれ次期政権であれ、日本や他国と協力することになっても、この事業を完遂する」と強調した。
韓国政府が事業の商業性と経済性を前提に投資するかどうかを検討している中、米国側が韓国内の政治状況を不確実性要因として取り上げた。
特に、韓国政府の参加が遅れたり実現しなかったりした場合、他国を事業パートナーとして引き込むこともあると明らかにし、韓国への圧力を強めたとの見方が出ている。
バンス副大統領は、アラスカ産天然ガスの競争力も強調した。
バンス副大統領は「人々はアラスカで生産される天然ガスを切実に求めている」とし、アラスカ産ガスは一部の独裁国家で生産されるガスより安価で品質が優れ、供給の安定性も高いと主張した。
続いて「われわれはこの事業を実現させる」とし、アラスカLNG事業を必ず推進するという立場を重ねて確認した。
バンス副大統領は前日、アラスカ州フェアバンクスで開かれたダン・サリバン共和党上院議員候補の応援演説でもLNG事業を主要懸案として取り上げた。
サリバン議員はこの場で「資金は確保された」とし「交渉と事業構造については依然として多くの議論が行われているが、資金の確保が以前との最大の違いだ」と述べた。
アラスカLNG事業はトランプ米政権が韓国に参加を強く求めてきた大型エネルギープロジェクトだ。
トランプ大統領は先月30日、韓国による2000億ドル規模の対米エネルギー投資計画を発表し、韓国がアラスカLNG事業に約500億ドルを投資することにしたと明らかにした。
しかし韓国政府はアラスカLNG投資規模や参加するかどうかを最終的に確定していないとの立場を維持している。
これに対しトランプ大統領は、韓国がアラスカLNG事業に投資しなければより大きな費用を負担することになるかもしれないという趣旨の発言をし、早期合意を迫った。
今回のバンス副大統領の発言も、韓国の参加を待つより必要なら日本など他国まで事業パートナーとして引き込むというメッセージと解釈される。
一方、アラスカは伝統的に共和党が強い地域だが、最近、一部の世論調査で民主党のメアリー・ペルトラ候補が現職のサリバン議員を上回っていることが分かり、上院選をめぐる不確実性も高まっている。
2026/10/08 13:32
https://japanese.joins.com/JArticle/356058