キノコ菌の椅子、バナナの茎のおむつ…廃棄物が大変身

投稿者: | 2026年10月17日

 キノコ菌で作った椅子、海女たちが着古して捨てた潜水服で作ったポーチ、紙幣を製造した後に残った紙切れで作ったランプシェードまで。

 14日、ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)で開幕した「2026 DDPデザインフェア」に、斬新なアイデア商品が多数登場した。桂園芸術大学の学生5人は、キノコ菌で作った椅子やテーブル、ランプシェードを披露した。おがくずにキノコ菌を入れ、接着剤を使わずに家具を作った。キノコの菌糸体が成長しながら材料をしっかり結び付ける性質を活用したものだ。ソン・スンオさん(29)は「キノコ菌を環境に優しい接着剤のように使える」とし、「来年の商品化が目標だ」と話した。さらに「捨てられる材料をよみがえらせるデザインに関心が高い」「来年のデザインフェアでは廃棄ロケット部品で作った棚を披露したい」と語った。

 DDPデザインフェアは、ソウルの中小デザイン企業の製品を紹介するイベントだ。ソウルデザイン財団が毎年開催している。今年で8回目を迎え、ソウルの中小企業79社と大学生20チームが参加した。

 デザイン会社「ピグラボ」(PIGLAB)は、済州島の海女たちが着古して捨てた潜水服で作ったポーチを公開した。廃棄されたスポイトを活用して作った栓抜きも披露した。ピグラボのデザイナー、チョ・ソンヒョンさんは「ごみに新たな使い道を与えることは、デザインの醍醐味だ」と話した。

 韓国造幣公社とソウル科学技術大学は、紙幣を製造した後に残った損紙でランプシェードを作った。ソウル科学技術大学金属工芸デザイン学科4年のイ・ジョンムさん(25)は「損紙の処理費用とランプシェードの製作費用を節約でき、一石二鳥だ」と話した。

 初日の会場には約7000人が訪れた。日本人のサトウ・ユキさん(30)は「韓国人の好みやリサイクルのアイデアを見ることができて良かった」と語った。今回のイベントは18日まで開かれる。

 この日、DDPでは「ソウルデザインアワード」の授賞式も行われた。ソウルデザインアワードは、ソウル市がドイツの「レッド・ドット・デザイン賞」や「iFデザイン賞」のような世界的なデザイン賞を作ろうという趣旨で創設した。社会問題の解決に貢献したデザインを表彰する。今年は91カ国から1204点の作品が出品された。大賞は米国の「デザイン・ザット・マターズ」が開発した新生児保温器に贈られた。内蔵バッテリーで最大8時間、かごを温かく保つ。電力供給が円滑でない地域の住民のために作られたという。ワインのコルクで作った食卓、バナナの茎で作ったおむつなども優秀作に選ばれた。

2026/10/17 07:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2026/10/16/2026101680107.html

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