公衆トイレ5700カ所あるソウル、外国人は「どこにあるの?」と困り顔…問題点は

投稿者: | 2026年10月20日

 インドネシアから来た観光客アシュリーさん(19)は18日、ソウル市麻浦区の望遠市場を見て回っていた際、トイレを探すのに苦労した。グーグルマップで「restroom(トイレ)」を検索したが、半径50メートル以内には1カ所も表示されなかった。トイレを探して15分さまよったというアシュリーさんは「グーグルマップに出ていた公衆トイレも建物の中にあり、入り口を見つけるのが難しかった」と話した。

 今年韓国を訪れる外国人観光客は2000万人を超える見通しだ。しかし、アシュリーさんのように「ソウルではトイレを探すのが難しい」と訴える外国人は少なくない。

 ソウルにトイレが不足しているわけではない。今年1月現在、ソウルにある公衆トイレは5703カ所で、米ニューヨーク(1000カ所前後)や日本の東京(4200カ所前後)より多い。これは地下鉄駅や官公庁のトイレ、商業施設など民間の建物が無料で開放しているトイレを含めた数字だ。

 問題は、外国人が主に使うモバイル地図で近くの公衆トイレを探すのが困難ということだ。外国人観光客はグーグルマップなどで「toilet」や「restroom」という単語を入れて検索する。だが、実際には近くにあるトイレが検索結果に出てこないケースが少なくない。明洞や江南などソウルの主要観光地には、一般の商業施設や民間の建物が外部の人に開放しているトイレが各所にあるが、その多くはモバイル地図に表示されていない。公衆トイレに指定されているにもかかわらず、暗証番号が必要な電子錠や物理的な鍵で施錠されており、外部の人が利用しにくい場所もある。

 このため外国人観光客の間では「ソウルでトイレを探すコツ」が共有されているという。外国人観光客が利用する掲示板型SNS「Reddit(レディット)」などには「地下鉄のトイレの位置をあらかじめ覚えておけ」「商業施設の1階のトイレが施錠されていたら、2・3階に上がってみろ」といった投稿がある。ソウル市内のトイレを探せるアプリも登場した。今年6月にリリースされたアプリ「KORE」は、ユーザーの現在地を基準に近くのトイレやユーザーの評価などを表示する。運営会社によると、累計ユーザー数は約5万人で、このうち外国人が70-80%を占める。

 韓国トイレ文化協会のピョ・ヘリョン代表は「外国人がトイレを簡単に見つけられるよう、建物の外にピクトグラムなどトイレマークを表示する必要がある」と指摘した。

2026/10/20 09:10
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2026/10/20/2026102080011.html

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