3年前の2020東京五輪で話題になった「段ボールベッド」が、2024パリ五輪の選手村にも登場すると、選手たちがベッドの上で跳んだりして耐久性をテストする動画をSNSに投稿した。
23日(現地時間)米国NBCなどは、2024パリ五輪に参加する選手たちが、段ボールベッドが丈夫なのかどうかをテストする動画を次々と投稿していると報じた。英国のダイビングのトーマス・デーリー選手はこの日、自身のインスタグラムに投稿した動画で「選手村にある段ボールベッドを心配している方々のために、ベッドがどのようなものなのかをお見せする」と語った。動画でデーリー選手は段ボールで作られたベッドのフレームを手でたたいてみて、「箱のような」と述べた。続いてベッドの上を何回もたたいて飛び跳ねた後、「ご覧のとおり、かなり丈夫だ」と語った。
アイルランドの体操のリース・マクレナハン選手は20日、自身のインスタグラムに投稿した動画で「パリに来たところ(東京に続き)また『セックス防止』ベッドがあった。私はそれほど厳格にはテストをしなかったこともあるが、以前(東京で段ボールベッドを)テストしたときはテストに耐え抜いた」と語った。マクレナハン選手は段ボールベッドの上でジャンプをしたり逆立ちをするなどの動作をした後、「(パリの段ボールベッドも)テストに合格した」と述べた。
2020東京五輪の当時も段ボールベッドをテストする動画をSNSに投稿したオーストラリアのテニスのダリア・サビル選手は21日、TikTokに「東京に続きパリでもテストしてみる」として、動画を投稿した。動画でサビル選手は、オーストラリアのテニスのエレン・ペレス選手と一緒に段ボールベッドの上で走ったり、ジャンプをしてベッドに登ったり、テニスラケットでベッドをたたいたりした。
これに先立ち、日本はエコを前面に出し、2020東京五輪の選手村に段ボールベッドを設置した。しかし、選手たちが実際に使ってみると、小さくて不便だという指摘が相次いだ。当時、段ボールベッドは200キログラムの重さに耐えられるよう製作されたが、イスラエルの野球選手たちが1人ずつ載ってジャンプをしたところ、8人まで持ちこたえたベッドが、9人目が上がって飛び跳ねると壊れてしまった。
2024パリ五輪では、改善された段ボールベッドを選手団に提供することにした。今回の段ボールベッドは最大で250キログラムの重さに耐えることができる。これまでのものよりさらに丈夫で、くぎやねじ、接着剤なしで簡単に組み立てられるというのが、パリ五輪組織委員会の説明だ。
2024/07/24 22:43
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