浸水場面を演出した金正恩の1号車…「指導者イメージを宣伝」

投稿者: | 2024年7月30日

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が大雨で孤立した鴨緑江(アムノッカン)の島の住民5000人余りを救助するのに主導的役割を果たしたと労働新聞が29日、報じた。
 労働党機関紙「労働新聞」はこの日、「金委員長が新義州市(シンウィジュシ)と義州郡(ウイジュグン)の大水(洪水)被害現場を視察した」としながら「集中豪雨による災害現場と災害予測地域の住民救助および避難事業を直接指揮した」と伝えた。

北朝鮮が公開した写真を見ると、村や農耕地、道路が区分できないほど、一帯のほとんどの地域が増水によって浸水している。金委員長の指示により、孤立した住民のために直昇機(ヘリコプター)10台余りを動員し、約20回ずつ往復飛行して半日で4200人余りを救助したという。

この日公開された写真の中には金委員長が日本のレクサスLXモデルと推定される大型スポーツ用多目的車(SUV)を乗って被害現場を視察する写真も掲載された。車輪が水に浸るほどの危険な状況だが、救助活動に取り組んでいる印象を植え付けるための写真とみられる。

韓国統一部はこの日、北朝鮮の報道について「金正恩委員長の愛民指導者イメージの宣伝と体系的な危機管理能力を強調しようとする狙いとみられる」と分析した。

2024/07/30 10:45
https://japanese.joins.com/JArticle/321765

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