日本極右団体「朝鮮帰れ」発言…東京都「ヘイトスピーチ」認定

投稿者: | 2024年8月7日

関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式に出席した在日同胞に対して「朝鮮に帰れ」とした日本極右団体の発言が人権条例に反する「ヘイトスピーチ(嫌悪発言)」に該当すると東京都が判断した。

7日、朝日新聞によると、昨年9月に日本極右団体「日本女性の会 そよ風」の集会出席者は朝鮮人犠牲者追悼式に出席した在日同胞に向かって「朝鮮帰れ」「お前らはゴミ」という誹謗発言をした。

 当時追悼式に出席したある男性は同団体メンバーの発言を東京都にヘイトスピーチとして申し出た。この男性は「現場には在日韓国・朝鮮人もいた。差別の対象者に直接ぶつけたヘイトスピーチだ」と指摘した。

申し出を受けて審議に入った東京都側は2日、該当の発言が人権尊重条例に反するヘイトスピーチだと認定した。あわせて右翼団体の発言が映っている関連の動画をインターネット上から削除するように東京法務局に要請した。

◇ヘイト継続する極右団体

ヘイトスピーチで在日同胞が疲弊するのは今回だけでない。関東大地震追悼式でヘイトスピーチをしたそよ風関係者は2019年にも類似の集会を開いた。「不逞在日朝鮮人によって身内を殺された」という虚偽の発言もした。

在日同胞に対するヘイトスピーチと脅迫は絶えることなく続いている。在日朝鮮人集団居住地である京都府ウトロ地区では2021年に放火事件も発生した。放火犯はメディアを通じて「ウトロ地区を『不法占拠』する在日コリアンらに恐怖感を与え、追い出す狙いがあった」と犯行動機を明かしていた。2022年には徳島県の在日同胞団体「在日本大韓民国民団(民団)」に銃撃脅迫内容が書かれた手紙が届けられた。「反日政策ヲ続ケル様デアレバ、次ハ実弾ニ寄ル消化ニヨッテ浄化スル」という内容で、脅迫手紙を送った40代は起訴されて執行猶予を宣告された。

一方、最近3選に成功した小池百合子東京都知事は今年も関東大地震朝鮮人犠牲者追悼式に追悼文を送らない見通しだ。小池知事は2016年就任の翌年から朝鮮人犠牲者に対する追悼文送付を拒否してきた。

2024/08/07 14:06
https://japanese.joins.com/JArticle/322124

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