「高麗人、私は大韓国人」 日本軍に水鉄砲を撃って鳳梧洞戦闘を再現…韓国光復節行事

投稿者: | 2024年8月16日

第79周年光復節をむかえて光州(クァンジュ)広域市にある高麗人マウル(村)では鳳梧洞(ポンオドン)戦闘を再現した記念行事が開かれた。鳳梧洞戦闘は1920年6月当時、洪範図(ホン・ボムド)将軍が率いる独立軍が中国吉林省鳳梧洞の谷間で日本軍の正規軍と戦った抗日武装戦闘だ。

(社)高麗人マウルは15日午前、光州市光山区月谷洞(クァンジュシ・クァンサング・ウォルゴクドン)高麗人マウル一帯で「高麗人、私は大韓国人だ」という主題で報勲文化祭を開催した。光州報勲庁と光州、光山区庁、高麗人マウルが共同主管した行事には高麗人マウルの住民や学生など500人余りが参加した。

 ◇「31.9度」水鉄砲祭りで「鳳梧洞戦闘」再現

高麗人マウルの住民はこの日、洪範図将軍が率いた独立軍が日本軍を倒した鳳梧洞戦闘を水鉄砲祭りの形で再現した。

参加者は行事が始まると「大韓独立万歳」というスローガンを叫んで道路に溢れ出た。独立軍の役割を受け持った住民は太極旗を象徴する青と赤のレインコートを着て手には太極旗を握って市街を行進した。

彼らは日本軍役の黒レインコートの一団と出会うと「大韓独立万歳」「退け」などを叫んだ。市民はこの日午前の体感温度が31.9度に達する暑さの中にも繰り返し「万歳」を叫んで水鉄砲行進に参加した。

◇水鉄砲を受けてひょうたんが割れると…「コレア・ウラー」

行進を終えた参加者は洪範図将軍の胸像が設置された高麗人マウル内の公園に集まって太極旗を振った。

彼らは水鉄砲を集中的に受けて割れたひょうたんの中から「英雄を記憶する国」「大韓独立万歳」などの言葉が書かれた垂れ幕がでてくると「コレア・ウラー(ロシア語で「万歳」)」と歓声をあげた。

高麗人マウル代表のシン・ゾヤさん(68)は「光復節(解放記念日)に一緒に万歳を叫び、助け合って暮らしている自分たちが誇らしかった」とし「高麗人マウルに住む高麗人全員が、大韓民国の人として暮らしていく」と話した。

◇光州光山区に高麗人7000人余り居住

光州高麗人マウルは韓国を代表する高麗人集団居住地の1つだ。韓国にある高麗人6万人余りのうち7000人余りが光山区月谷・山亭(サンジョン)・牛山洞(ウサンドン)一帯に暮らしている。京畿道安山(キョンギド・アンサン)(2万人余り)に続いて国内2番目に高麗人が多い所でもある。

光州高麗人マウルには総合支援センターや地域児童センター、オリニチプ(保育園に相当)、青少年文化センターなどがある。国家報勲部は5月、高麗人マウルにある洪範図将軍胸像をに顯忠施設に指定した。

◇高麗人、沿海州一帯に移住した韓国人

高麗人は旧韓末と日帝時にロシア沿海州一帯に移住した韓国人だ。1937年スターリン時期には中央アジアに強制移住させられて窮乏した生活を送ったこともある。高麗人は2000年代以降、祖父や曽祖父の故郷である韓国に入ってきて定着する人々が増加している。

2024/08/16 11:02
https://japanese.joins.com/JArticle/322513

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