「独島の写真削除求められ日本への輸出断念」…話題の韓国愛国企業

投稿者: | 2024年8月22日

日本に輸出する見返りとしてパッケージ裏面の独島(ドクト、日本名・竹島)の写真と文を消すようにという条件を断った全羅南道(チョンラナムド)のある幼児向け米菓メーカーに注文が殺到している。

全羅南道長城郡(チャンソングン)によると、幼児向け米菓メーカーのオルバルムは自社ホームページ内の全製品を品切れ状態に変えた。現在で同社ホームページにアクセスすると、「現在注文が急増しており品切れ状態に転換した。注文処理に予想より多くの時間が必要とされている」という配送遅延案内が表示される。メーカーは「製品配送が1週間以上かかる可能性があることを了解してほしい」と明らかにした。

 オルバルムは2021年から、自社で生産する製品のパッケージ裏面に「独島は韓国の領土」という文言と独島が含まれた韓半島(朝鮮半島)の図柄をともに印刷し販売してきた。

そんなメーカーが選択の岐路に立たされることになった。昨年12月から半年近くにわたり輸出を協議してきた日本のバイヤーが、「取引するならパッケージから独島を消してほしい」という意見を明らかにしたためだ。パッケージから独島の案内を削除すれば年間売り上げの15%に達する輸出契約を結ぶことができた。

当時不景気などで経営難に陥っていたメーカーは悩んだ末に、こうした要求を最終的に断った。キム・ジョングァン代表は最近メディアとのインタビューで「会社を運営する立場でたくさん苦心したことも事実」としながらも「(日本側の要求に)自尊心が大きく傷つけられ、独島を削除してまで輸出しなければならないのかとの考えから(応じない側に)心を決めた」と話した。

メーカーのこうした事情はメディア報道と全国の母親らのオンラインコミュニティなどを通じて広がった。「難しい決定をした企業を助けよう」という反応とともにだ。注文が殺到し、8月15日の光復節を含む14~16日の3日間に寄せられた注文量は1カ月の平均販売量を超えるほどだったという。

購入したことを伝える投稿も相次いでいる。京畿道(キョンギド)のある地域の母親らのオンラインコミュニティへの投稿によると、メーカー代表は購入者に「爆発的な応援に人生で一度も感じることができなかった押し寄せる感動で自分でも気づかないうちに涙と鼻水を流している。真の愛国者は私ではなく独島と関連して関心と応援をしてくれるみなさん」という感謝の手紙を送っている。

自治体はメーカーに対する支援を約束した。長城郡のキム・ハンジョン郡守は20日、オルバルムを訪れ、「名前そのままに正しい企業が長城にあって誇らしい。郡が支援できる部分は最善を尽くして助けたい」と話した。

2024/08/22 11:26
https://japanese.joins.com/JArticle/322762

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