韓国政界、福島放出1年迎え衝突…「怪談扇動を謝罪すべき」「日本と共犯」

投稿者: | 2024年8月24日

福島汚染水放出開始から1年を迎え、韓国の政界が衝突した。東京電力は昨年8月24日から福島第1原発の汚染水を希釈して放出している。

韓国大統領室のチョン・へジョン報道官は23日のブリーフィングで「24日は野党が福島怪談を放出して1年となる日」とし「いかなる科学的根拠もないあきれるような怪談が嘘の扇動と明らかになったが、怪談の根源地である野党は国民に謝罪もせず無責任な態度を見せている」と述べた。

 チョン報道官は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は怪談を乗り越える道は客観的、科学的な検証だけだと信じた」とし「海洋放射能調査地点を92カ所から243カ所に拡大し、輸入申告されたすべての水産物に対する生産地証明書を確認してきた」と明らかにした。続いて「1年間、国内海域や公海などで試料を採取して約4万9600件の検査を進めた結果、安全基準に合わない事例は1件もなかった」と強調した。

また「『核廃棄物』『第2の太平洋戦争』のような野党のあきれるような怪談扇動がなかったとすれば必要ない予算1兆6000億ウォン(約1730億円)がこの過程で投入された」とし「野党が科学的根拠を信頼して国民分裂でなく民生のための政治をしれいれば、社会的弱者のために投じることができた血税」と主張した。

チョン報道官は「野党は反省どころか今でも刺激的な発言をし、依然としてあきれる怪談扇動に没頭している」とし「わが政府の検査結果にあえて背を向け、『安全性を立証する根拠を提示すべき』というオウム論評ばかりを繰り返している」と指摘した。そして「反省の開始は率直な謝罪と再発防止約束」とし「BSE(牛海綿状脳症)・THAAD(高高度防衛ミサイル)に続いて福島まで、国民を分裂させる怪談扇動はもうやめると約束して、今からでも国民の前で謝罪することを望む」と強調した。

国民の力の裵俊英(ペ・ジュンヨン)院内首席副代表もこの日、院内本会議で「汚染水放出はわが国民の誰も望まない残念なことだった」としながらも「しかし民主党の恥知らずな扇動政治はさらに遺憾だ。いま一年が過ぎて実体が表れた」と話した。続いて「民主党は怪談で苦痛を受け、損害を受けた国民に謝罪するべきだ」と要求した。

与党のこうした攻勢に対し、共に民主党は強く反発した。

趙承来(チョ・スンレ)首席報道官はこの日、書面ブリーフィングで「放出された汚染水が我々の海に到着するのは早くて4、5年後から10年後のこと」とし「尹錫悦政権はその間、5年後、10年後に時間旅行にでも行って来たのか」と反問した。また「大統領室はいったい何を根拠に日本が放出した福島核汚染水が安全だと主張するのか。日本政府が渡した広報性資料のほかに主張を裏付ける資料があるのか」とし「いったい何を根拠に国民と野党の憂慮を怪談や嘘の扇動と罵倒するのか」と主張した。

趙報道官は「日本政府は今年2月以降、放射能資料も提供しておらず、むしろ日本環境部の資料で放出地点のトリチウム濃度が10倍に高まったという事実が表れた」とし「被害予想国家として放出状況をより徹底的に監視するべきだった韓国政府は最初から手放しにしていた。トリチウムと放射能を移していく食物連鎖も追跡せず、国民の健康に及ぼす影響に対する長期間の追跡調査もなかった」と指摘した。

趙報道官は「国民の健康と安全を担保する措置は何もせずに安全だという広報ばかりに熱を上げた政府が、広報費1兆6000億ウォンを野党に転嫁するのはあきれる」とし「日本政府は全世界の人類に費用が安いという理由で犯罪を犯し、尹錫悦政権はこの犯罪の共犯であり幇助犯」と強調した。そして「尹錫悦政権は決して(責任から)自由でないことを厳重に警告する」とした。

2024/08/24 09:25
https://japanese.joins.com/JArticle/322839

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