今年夏「40度」を予測した気象学者「冬にはマイナス18度の寒波来る」=韓国

投稿者: | 2024年9月24日

今年の夏「気温が40度を超えるかもしれない」と観測した韓国の気象学者が今年の冬には氷点下18度以下の厳しい寒波がやってくるだろうと予想した。また、11月初めまで暑さが続く場合があると予想した。

啓明(ケミョン)大地球環境学科の金海東(キム・ヘドン)教授は23日、CBSラジオ『キム・ヒョンジョンのニュースショー』のインタビューで「今回の冬は厳しい寒さになることが予想される」とし「2021年、2022年の冬とほぼ同じパターンではないかと予想している。私だけでなく、海外機関もそのように観測している」と明らかにした。

 このように予測する主な理由として、2021年当時発生したラニーニャ現象が繰り返されている点を挙げた。

ラニーニャは東太平洋赤道地域の海水面温度が平年より0.5度以上低い状態が5カ月以上続く現象だ。

ラニーニャが発生する時期には日本南東側に低気圧が発達して日本列島の西側に位置した韓半島(朝鮮半島)に北風系の冷たく乾燥した空気が流入する傾向がある。

金教授は「実際ラニーニャ現象だという公式発表が出なくても、ラニーニャのような現象が現れる」とし「そうなると韓国や北アメリカ大陸、その二つの地域に北極の強い寒波が降りてくる可能性が相当高い」と分析した。2021~2022年の韓国寒波および同じ時期に米国が体験した「テキサス寒波」のような大寒波が襲う可能性があるというのが金教授の説明だ。

金教授は「2021年、2022年に氷点下18度以下に落ちる寒さがあった。米国テキサスでは水道水が出ず、電気の供給もストップするということが起きた。この時の冬と今年の冬がほぼ同じことが予想される」とし「今回の冬は寒波が猛威を振るうだろう」と説明した。

さらに11月初めまで暑さが続くと見通した。

金教授は「気象庁の過去30年のデータによると、夏は短くなって冬は長くなった。最近およそ10年ほどだけを見ると、秋らしい秋はどこかにいってしまった。特に今年は秋らしい秋はほとんど見られないだろう」と話した。

あわせて「昨年は11月中旬頃までも日中の気温が29度まで上昇したことがあった。11月もほぼ夏の気候だ。今年、秋夕(チュソク、中秋)を過ぎて気温が突然落ちたというが、昨年11月もそうだった。温度が29度まで上昇して、その翌日突然20度以上落ちる現象が見られた。今年もほぼ同じような状況になるだろう」とした。

金教授は「人々は暑過ぎる気候から少し抜け出すと秋が来たと言ってとても喜んでいるが、明日からほぼ30度近い高温がまた続く。少なくとも11月上旬までは続くと考えて、もちろんその間に1~2回は寒さがやってくるだろう」と付け加えた。

2024/09/24 11:30
https://japanese.joins.com/JArticle/324096

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