尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が6～11日、フィリピンとシンガポール、ラオスを歴訪すると、大統領室が3日に発表した。
国家安保室のキム・テヒョ1次長は同日の会見で、尹大統領と夫人のキム・ゴンヒ女史が6日からフィリピンとシンガポールをそれぞれ国賓訪問し、両国間の関係強化と協力案を議論する首脳会談を行う予定だと明らかにした。また8日からはラオスで開かれる「ASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議」に出席する。尹大統領の今回の歴訪を通じてASEAN諸国と「包括的戦略的パートナー関係」を結ぶ予定だ。
尹大統領はまた、ASEAN首脳会議を機に開かれる「ASEAN+3」(韓国、中国、日本)首脳会議にも出席する。キム次長は今回の会議では韓中日3カ国首脳会議は進められない見込みだとしながらも、今回のASEAN会議に日本の石破茂首相が出席することを前提に、韓日首脳会談の開催について協議していると伝えた。
尹大統領は1986年以降、原発建設を中断した 再開するフィリピンと原発をめぐる協力案を議論し、9日にはシンガポール政府傘下の研究所が主催する「シンガポール・レクチャー」で、「自由・平和・繁栄のインド太平洋に向けた朝鮮半島統一ビジョン」をテーマに演説する。尹大統領が発表した「8・15統一ドクトリン」における国際連帯の意味を説明する初めての機会というのが大統領室の説明だ。
2024/10/03 20:47
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