北朝鮮が戦時に最大で3カ月間ほど持ちこたえることができる物資を確保し、ロシアの武器支援のため軍需工場を最大限に稼働中という軍の情報が公開された。
国会国防委員会所属の姜大植(カン・デシク)国民の力議員室が国防部国防情報本部から提出を受けた資料によると、北朝鮮は1-3カ月間ほど戦争を持続できる武器など戦争物資を確保したと推定される。
情報本部は今まで北朝鮮がロシアに支援した物量、従来の備蓄量、北朝鮮の武器生産能力などを考慮すると、「(ロシアへの支援が)北の戦時備蓄物量に及ぼす影響は大きくない」と判断した。
ただ、情報本部は「現在より多くの量の武器輸出が続けば北の軍も需給問題による訓練への支障など一定の影響を受ける可能性がある」と分析した。
情報本部は現在、北朝鮮に200カ所ほどの軍需工場があるとみている。主要軍需工場は戦時中の生存の可能性を確保するために地下要塞化された状態であり、正確な分析には制限があるとしながらも、「北朝鮮がロシアに輸出すると知られている武器を生産する軍需工場は現在、武器増産のために最大限に稼働中と判断される」と情報本部は明らかにした。
これまで北朝鮮が羅津(ナジン)港からロシアに搬出したコンテナは約2万個以上と推定されている。8月27日に公開された情報本部の推算ではコンテナ約1万3000個であり、9月4日に米国側が明らかにした数は約1万6500個だった。コンテナ2万個に152ミリ砲弾を載せた場合およそ840万発になると推算される。
情報本部は「ロシアは北のミサイルを戦場で使用していて、韓米が共同で引き続き追跡中」とし「両国で互換が可能な122ミリ放射砲弾、T系列戦車砲弾、携帯用対空ミサイル、対戦車ミサイルなども支援する可能性がある」と評価した。
また「最近ウクライナの戦場で使用された北朝鮮産と推定されるミサイルの残骸から米国・欧州・日本産の部品が確認された」とし「制裁により禁輸品目の半導体の確保が難しいため、商用品から関連部品を取り出して武器に使用したということ」と伝えた。
2024/10/24 07:43
https://japanese.joins.com/JArticle/325324