日本と111億豪ドル受注競争…韓国国防長官、豪州で防衛産業事業「援護射撃」

投稿者: | 2024年5月3日

韓国の申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官がオーストラリアで亀甲船を持って「K(韓国)-防衛産業」の広報大使になった。オーストラリアが進める多目的護衛艦事業をめぐり日本と受注競争をする状況で、政府レベルの「援護射撃」をしたのだ。

国防部によると、韓豪外交・国防長官会議のためオーストラリアを訪問中の申長官は先月30日(現地時間)、リチャード・マールズ豪副首相兼国防相との夕食会で亀甲船模型を公式記念品として贈った。

 この席で申長官は亀甲船について「韓国が独自の技術で建造した」とし「世界海戦史に一線を画した画期的な軍艦」と紹介した。亀甲船を通じて韓国造船技術の長い歴史と優秀性を知らせるという意図だ。

オーストラリアは「SEA 5000事業」を通じて次期護衛艦11隻を購入する計画で、事業費は111億豪ドル(約1兆1180億円)にのぼる。現地では事実上、韓国忠南(チュンナム)級と日本もがみ級の競争という話が出ている。

国防部の関係者は「申長官はオーストラリア訪問期間中、韓国護衛艦の優秀性を説明するのに注力した」と伝えた。申長官はオーストラリア側の人たちに会うたびに「韓国護衛艦は世界で唯一ハイブリッドエンジン(ディーゼル・電気)を搭載し、AESA(アクティブ電子走査アレイ)レーダーで標的情報を随時確保する能力も優れている」と強調したという。

また、韓国企業が同じ艦艇をフィリピンとタイに輸出した実績、納期内の建造能力、技術移転を積極的に推進する可能性などを説明したと、国防部の関係者は伝えた。

2024/05/03 07:37
https://japanese.joins.com/JArticle/318199

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