「少し遅れたクリスマスプレゼントが来る」…きょう『イカゲーム2』公開に世界が注目

投稿者: | 2024年12月26日

「少し遅れたクリスマスプレゼントが届くだろう」

Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『イカゲーム2』がクリスマス翌日の26日に公開されることについて、米国CNN放送が紹介したコメントだ。メディアは「非英語圏初のエミー賞受賞作であり、Netflix史上最も大人気を呼んだ『イカゲーム』がシーズン2として帰って来る。同作は2021年9月に公開されて大衆文化に新たな現象を作り出した」と付け加えた。

 ニューヨーク・タイムズ(NYT)は23日(現地時間)、「Netflixは『イカゲームの魔法』を再現したいと思っている」と題する記事で「致命的でディストピア的なこの韓国ドラマは、2021年9月の初公開後、驚くべきことに世界的なセンセーションを起こした。ドラマの中の人物が着用したVANS(バンズ)の白のスリッポン、緑のジャージなどの販売量が急増した」とし、シーズン2でシンドロームが続くかどうかに対する期待を表わした。

特に「Netflixは(『イカゲーム』シーズン1が起こした)このような『狂乱』に備えることができなかった」と指摘して「シーズン1は韓国の階層格差を反映し、世界的には経済的不安も刺激した」と説明した。ブルームバーグは2021年シーズン1の興行後、『イカゲーム』の価値を9億ドル(約1416億円)と推算した。シーズン1の総累積視聴時間は22億時間を突破した。Netflixのマリアン・リー最高マーケティング責任者はNYTに「韓国以外の他国でこのように大きな反応があるなんて本当に分からなかった。コンテンツ担当役員さえもこのような世界的なシンドロームが繰り広げられるとは予想することができなかった」と伝えた。

シーズン1が予想できないシンドロームだったとすれば、シーズン2は雰囲気が違う。Netflixはシーズン2を来年の核心武器として前面に出し、マーケティング予算を大幅に増額した。NYTによると、Netflixの別のグローバルヒット作である『ストレンジャー・シングス 未知の世界』や『ブリジャートン家』シリーズとほぼ同じ水準だ。

Netflixのベラ・バジャリア最高コンテンツ責任者(CCO)は、先月米国ロサンゼルスで開かれた『イカゲーム2』ショーケースで「シーズン1は韓国のタイトルで始めたが、今や世界の視聴者が関心を持っている点が興味深い。われわれはシーズン2を見る視聴者が全世界にいるということを知っているので世界的に多様なマーケティングと広報活動を進める」としながら「シーズン1が好きだったのであればシーズン2も確実に好きだろう」と明らかにした。

10月イタリアを皮切りに、アジア・欧州・米国・南米など11カ国の有名観光地で行った超大型マーケティングの中には、シーズン2事前試写会チケットをかけて4.56キロメートルのマラソン大会(米国ロサンゼルス)、緑のジャージを着た456人の「ムクゲの花が咲きました」(日本では「だるまさんが転んだ」)ゲーム(仏パリ・シャンゼリゼ通り)、緑のジャージあるいは賞金をかけたタルゴナ作り(オーストラリア・マクドナルド)などがある。ソウル東大門(トンデムン)DDPをはじめ、スペイン・マドリードやオーストラリア・シドニーなどには「イカゲーム体験ゾーン」を用意して桃色の服を着た管理者とめんこゲームを楽しめるようにした。

Netflixはまた、17日『イカゲーム:モバイルサバイバル』も発売、作品に登場するサバイバルゲームをモバイルゲームでも楽しめるようにした。グーグル(Google)に『イカゲーム』を検索して「○△□」が描かれた名刺を押すと、ヨンヒ人形と「ムクゲの花が咲きました」ゲームができる。

16日には英国ロンドンBFIサウスバンクの劇場で『イカ ゲーム2』の事前試写会が開かれた。英国最大の映画機関である英国映画協会(BFI)は在英国韓国文化院と一緒に開催している韓国映画企画展「時間のこだま」の一環として今回のイベントを用意した。行事を主催したジョンソンプログラマーは韓国文化が最近数年間にわたり世界的に大きな影響力を及ぼしているとしながら「見みていた映画だけを見る観客、特に英語化された作品だけを探していた観客が今では少し冒険的に変わった。『イカゲーム』のような作品が障壁を破るのに役立った」と聯合ニュースに伝えた。

Netflixによると、このようなマーケティングでグローバルSNSで21億5000万件以上の露出を記録する成果をあげた。Netflixコンシューマープロダクト部門シニアマネジャーのオ・ソヨン氏は23日の記者懇談会で「世界のスクリーンの外にエンターテインメント経験を広げて『イカゲーム2』の拡張された世界観を体験することができるようにした。コンテンツを見ない日常の中でもグッズやサービスなどを通して関心を集めてコンテンツ自体の消費に戻ってくる効果を期待している」と話した。

2024/12/26 15:09
https://japanese.joins.com/JArticle/327895

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