現代自動車グループ、昨年米国で170万台販売…歴代最多

投稿者: | 2025年1月5日

 現代自動車グループが昨年、米国市場で販売台数170万台を史上初めて突破し、2年連続で歴代最多の販売実績を上げた。

 現代自動車グループは5日、現代自動車と起亜の米国法人の昨年合算販売台数(ジェネシスを含む)が170万8千台で、1年前に比べて3.4%増えたと明らかにした。現代自動車と起亜の米国市場での合算販売台数が170万台を超えたのは初めてだ。現代自動車グループはこれに先立ち、2023年に米国市場で歴代最多の販売台数165万3千台を記録した後、今回再び販売記録を塗り替えた。

 会社別には、昨年ジェネシスを含む現代自動車の販売台数は91万2千台で前年比4.8%増加した。起亜自動車の販売台数も79万6千台で1.8%増加した。車種別に見ると、現代自動車のツーソン(20万6千台)とサンタフェ(11万9千台)、起亜のスポーテージ(16万2千台)およびテルライド(11万6千台)など、米国市場で人気のある準大型スポーツ用多目的車(SUV)が販売好調を牽引した。現代自動車のアバンテと起亜のK3・K4などの準中型乗用車も昨年それぞれ14万台近く売れた。

 完成車メーカー別に見ると昨年、米国ゼネラルモーターズ(GM)が前年比4.3%増の268万9千台を販売し、米国市場での販売台数1位を占めた。続いて日本のトヨタ(233万3千台)、米国のフォード(206万5千台)、現代自動車グループ(170万8千台)、日本のホンダ(142万4千台)、日本の日産・三菱(103万4千台)、日本のスバル(66万8千台)、ドイツのフォルクスワーゲン(37万9千台)の順だ。現代自動車グループが主要完成車メーカーのうち、米国市場での販売台数4位についたわけだ。

 現代自動車グループは今年、米国トランプ政権2期目の発足と関税葛藤が本格化するが、米国を含む国外市場での販売台数で善戦できると期待している。現代自動車は今年の販売目標全体を昨年の販売実績(414万2千台)比0.8%増の417万4千台に設定した。地域別には韓国国内(71万台)が0.7%、国外(346万4千台)が0.8%増加すると予想した。起亜も今年の世界市場での販売目標を、昨年の販売台数(特殊車両を含む308万9千台)比4.1%増の321万6千台に決めた。

 現代自動車グループは「今年の販売目標は主要指標の予測値と事業環境などを考慮して立てたもの」と説明した。米国政府は最近、インフレ抑制法(IRA)による電気自動車購入補助金(税額控除)支援車種を昨年の40種から今年は25種に減らしながらも、現代自動車のアイオニック5・アイオニック9、起亜のEV6・EV9、ジェネシスのGV70電気自動車の5種を初めて追加した。現代自動車グループが2022年、米ジョージア州で着工した電気自動車工場のメタプラントが昨年末、生産を本格的に開始した効果と見られる。

2025/01/05 19:26
https://japan.hani.co.kr/arti/economy/52071.html

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