韓国軍の合同参謀本部が6日、北朝鮮が中距離級弾道ミサイルを東海(トンヘ、日本名・日本海)上に発射したと明らかにした。
合同参謀本部によると、軍はこの日正午ごろ平壌(ピョンヤン)一帯から東海上に発射された中距離級弾道ミサイル(IRBM)と推定される飛行体1発を捕捉した。
合同参謀本部は「軍は追加の発射に対応して監視および警戒を強化した中、米国・日本側と北の弾道ミサイル関連情報を緊密に共有しながら万全の対応態勢を維持している」と明らかにした。
北朝鮮の弾道ミサイル発射は今年に入って初めてで、昨年11月5日の短距離弾道ミサイル(SRBM)発射以来2カ月ぶり。
日本防衛省もこの日、北朝鮮が弾道ミサイルの可能性がある物体を発射したと明らかにした。
NHKなどの報道によると、日本政府はこのように明らかにした後、この物体がすでに落下したとみられると説明した。
日本海上保安庁は航海中の船舶に関連情報に注意を向けるよう呼びかけた。
日本政府は日本に及ぼす影響に関連して情報を収集する一方、被害状況を確認している。
北朝鮮は昨年11月6日の米大統領選挙でトランプ氏が勝利した後、弾道ミサイルを発射しなかった。しかし20日に予定されたトランプ大統領の就任を2週後に控えて挑発を敢行した。
韓国側が弾劾政局で混乱している中で弾道ミサイルを発射したのだ。
北朝鮮は先月3日の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の非常戒厳宣言、14日の国会の尹大統領弾劾訴追案可決、27日の韓悳洙(ハン・ドクス)大統領権限代行首相弾劾訴追案可決などで軍統帥権者が繰り返し代わる中で挑発をした。
この日のミサイル発射を通じて韓国側の対応態勢を確認する狙いがあるという見方も出ている。
2025/01/06 13:55
https://japanese.joins.com/JArticle/328252