世界経済秩序の変化に注目した大韓商議所会長…「輸出主導モデル、ルール作りをまたやらなければ」

投稿者: | 2025年1月20日

大韓商工会議所会長を務めるSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長が「輸出主導型経済モデルが過去のように作動するのは難しい。日本と連帯してソフトウエア輸出に注目しなければならない」と強調した。第2次トランプ政権発足を迎える韓国の課題に言及しながらだ。

崔会長は19日、KBSの時事対談番組『日曜診断』に出演し、現在の状況について「貿易秩序が世界貿易機関(WTO)を中心にした多国間主義から1対1の2国間主義体制に変わっている」と診断した。続けて「世界経済秩序が変わるのは相撲から水泳に競技種目とルールが変わるようなものだ。これまで相撲がうまかった選手でも(相撲のやり方で)水泳で競争すれば難しくなるほかない」と例えた。

 彼は「数十年間活用した輸出主導型経済モデルが現在の貿易秩序で過去のように作動し難い。われわれ自ら輸出主導経済モデルのルール作りをまたやらなければならない」と話した。血の出る努力を通じて水泳選手に変貌したり、最小限水の中で取り組もうと声を出すなど発想の転換が必要だという趣旨だ。

韓国の優先課題としては、「世界的経済連帯」を挙げた。崔会長は「いま世界経済のルールを決める国は1位が米国、2位が中国、3位が欧州連合(EU)程度。韓国1人では国際秩序のルールを変える力が足りない。ともに連帯するパートナーと追求すべき方向を悩まなければならない」と話した。

連帯する国際パートナーとしては日本を挙げた。彼は「(連帯する相手に)すぐに思いつくのが日本のような国だ。韓国より経済規模は大きいが、ルールを作るより受け入れるのになじんでいる点も似ている」と言及した。最近崔会長が主導して韓日財界オーナーと最高経営責任者(CEO)が集まって交流するビジネス・リーダーズ・イニシアチブの活動を継続するのもこうした考えからだ。

半導体や自動車が代表する既存のハードウエア中心の輸出思考から抜け出すことも注文した。彼は「通商圧力から比較的自由な文化商品をもう少し体系的に作って販売する必要がある。もし韓国食品を(製品だけでなく)料理法、食べ方、食器類やキッチンの構造、料理人に対する訓練などこれまでよりさらに体系的に世界化するならば韓国が得る付加価値ははるかに大きくなるだろう」と予想した。

人工知能(AI)対応戦略に対しては「AIの範囲があまりにも広いため『あらゆるものをうまくやる』ではなく、その中でわれわれがうまくできる部門に選択と集中が必要だ」と強調した。

2025/01/20 10:39
https://japanese.joins.com/JArticle/328832

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