「ベトナム戦争参戦」と書かれた帽子かぶった韓国人、現地で入国拒否…罰金45万円科される

投稿者: | 2025年2月27日

 【NEWSIS】韓国人がベトナム戦争参戦を記念する帽子をかぶってベトナムに入国しようとしたところ、入国を拒否されたという話がインターネット上で注目されている。

 最近、複数のインターネット・コミュニティー・サイトで「ベトナム入国を拒否された韓国人」というタイトルの投稿が拡散されている。この投稿には「Vietnam War Hero Korea(ベトナム戦争参戦勇士)」と書かれた帽子の写真と共に、ベトナム専門の旅行会社のお知らせが掲載されている。

 この投稿によると、ある旅行会社が「最近旅行でベトナムに行ったお客様が、『ベトナム戦争参戦記念帽子』をかぶって入国しようとして、空港で入国拒否された事例がありました」と説明したとのことだ。

 この旅行会社は「この帽子をかぶっていたグループは、取り締まりで摘発され、罰金3000ドル(約45万円)を支払いました。このような帽子をかぶって歩いていると、路上でもめ事になる恐れがあるので、ご留意ください」と伝えている。

 ベトナム戦争は南ベトナムと北ベトナムの間で統一を巡り1955年から1975年まで20年間にわたり行われた戦争で、米国は当時民主主義政権だった南ベトナム政府のために軍事兵器を支援し、派兵した。韓国も米国の要請により約32万人の戦闘兵や非戦闘要員を派兵した。

 韓国では、当時ベトナム戦争に派兵されていた兵士たちが「枯葉剤戦友会」「ベトナム戦争参戦勇士戦友会」などの団体を作り、現在も続いている。

 だが、ベトナムではこうしたベトナム戦争の参戦兵士たちに対して、「内戦に加担した外部勢力であり、残酷な行為をした戦犯だ」として、警戒している場合があるという。

 この投稿を読んだ人々は「『知らなかった』と弁解するには無礼すぎる行為だ」「旭日旗が描かれたものを日本人が身につけて独島(日本名:竹島)を訪問しようとしているのと同じだ」などのコメントを寄せている。

 また、昨年末から配信されている動画配信サービス「NETFLIX(ネットフリックス)」オリジナルシリーズ『イカゲーム』シーズン2でもベトナム戦争を巡り物議を醸している。

 問題になったのは、ゲーム参加者のカン・デホ(カン・ハヌル)が「父はベトナム戦争参戦勇士だった」と言うと、別の参加者パク・チョンベ(イ・ソファン)が「お父様はご立派ですね」と答えたシーンだ。ベトナムでは「ベトナム戦争を歪曲(わいきょく)している」として、『イカゲーム』のボイコット運動が起こった。

ホ・ナウ記者

2025/02/27 08:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/02/24/2025022480004.html

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