スマートフォンパネルの7割が中国製…2位の座守るサムスンディスプレーの戦略

投稿者: | 2025年2月27日

昨年の世界のスマートフォンパネルのうち7割が中国で製造されたことがわかった。

市場調査機関トレンドフォースによると、昨年スマートフォンパネル供給上位5社のうち4社が中国企業で、これらのシェアは合計で69.8%だった。昨年のスマートフォンパネル出荷量は前年比11.4%増加した21億5700万台と集計された。

 トレンドフォースは今年のスマートフォンパネル出荷量を昨年より3.2%少ない20億9300万台と予想した。昨年は新モデルの発売で買い換え需要が増えたが、今年は多少弱まる見通しのためだ。だが中国企業は今年も成長を続け、これら企業のシェアが70%を超えると予想した。

出荷量世界1位は中国BOEで、昨年6億1300万台を出荷しシェア28.4%を記録した。今年の出荷量は2.7%増加する見通しだ。トレンドフォースは「日本企業のスマートフォンパネル市場撤退が続き、台湾もシェアが減少した。中国は今年も世界のスマートフォン供給網で重要な役割を強固にするだろう」とみた。

2位はサムスンディスプレーが占めた。アップルとサムスン電子のスマートフォンラインナップのパネル需要増加で3億7800万台を出荷しシェア17.5%となった。ただ今年の出荷量はアップルの供給業者多角化により昨年より3.5%減少する見通しだ。

出荷量3位は中国のHJC、4位は中国のCSOTで、上位5社のうち韓国企業はサムスンディスプレーが唯一だった。

サムスンディスプレーはハイエンド製品を前面に出し中国企業と技術で差別化する方針だ。この日サムスンディスプレーは来月3日に開幕する世界最大の移動通信見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC2025)」で最大5000ニットの明るさの次世代スマートフォン用有機ELを展示すると明らかにした。野外でも室内のように鮮明に見え、最新スマートフォン用有機ELと同じ電力でも1.5倍ほど明るい。同社のイ・ジュヒョン中小型ディスプレー事業部長は「AI時代にこたえる差別化された技術でリーダーシップを守って行くだろう」と話した。

2025/02/27 17:35
https://japanese.joins.com/JArticle/330493

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)