有名人まで「性的暴行の虚偽告訴罪」被害を訴える…また頭をもたげた処罰のジレンマ=韓国(1)

投稿者: | 2025年3月12日

フォロワー数121万人をもつユーチューバー「ゆうき」(相澤祐希・34)は最近、自身の性犯罪の虚偽告訴を訴え、突然活動を中止した。韓日ハーフの相澤さんは普通の日本の日常を紹介して人気を集めた人物だ。

きっかけはコスプレとネット上でBJの活動をするイさん(31)との昨年4月の飲み会だった。イさんは相澤さんがセクハラをしたと主張し、謝罪を求めた。相澤さん側は「当時、イさんが酒に酔った相澤さんの携帯電話を持っていってプライバシーに関連した内容などを取り出し、従兄という人物を通じて8000万ウォン(約816万円)を要求したりもした」と主張した。

 その後、イさんは相澤さんを強制わいせつの疑いでソウル麻浦(マポ)警察署に告訴した。イさんは相澤さんが自分の身体を触ったと主張した。しかし昨年6月、警察は「居酒屋などの防犯カメラでは被害者にわいせつな行為をする場面が全く確認されなかった」として「事件前後のインスタグラムDM(ダイレクトメッセージ)でも2人が何気なく会話する姿が確認される」と無嫌疑処分した。

その後、相澤さんはイさんを虚偽告訴罪などの疑いで告訴した。すると先月27日、イさんは顔を公開せずに活動していた相澤さんの写真をX(旧ツイッター)などに流布し、彼がセクハラをしたと再度主張した。結局、相澤さんは不送致決定書を公開した後、「この事件であまりにもつらかった」としてユーチューブアカウントを削除して姿を消した。

有名ユーチューバーの突然の退場で、ネット上では性犯罪の虚偽告訴に対する処罰強化論が再燃した。論争が拡大すると、イさんは先月28日、あるユーチューブチャンネルに出演し「正直に、私も(相澤さんが)セクハラをしたのかしなかったのか分からない」として「知人がそれを(セクハラだと)見て後で私に言ってくれたことだった」と釈明した。

性暴力の虚偽告訴による被害を訴えるのは有名人に限らない。50代のAさんは、知り合いだった30代の女性Bさんと2023年11月に一緒に酒を飲んだが、裁判にかけられた。当時、Aさんが食堂と家でBさんの胸を触るなど強制わいせつをしたという疑いだった。しかし、ソウル中央地裁刑事第13単独のイ・ヨンジェ判事は先月17日、Aさんが無罪だと判断した。

イ判事は「食堂やマンションの駐車場、エレベーターの防犯カメラの映像を見ると、2人は優しい恋人同士と見ても問題がないように見える」と判断した。また「BさんがAさんの家から出てくる直前、2人は相当な争いをしたとみられる」として「怒り、裏切りなどを体験したBさんがAさんの家にいたことを誇張したり、虚偽で供述したりした蓋然性を全面的に排除することは難しい」と判決の理由を明らかにした。Aさんを代理したイ・ヨンイク弁護士(アテンション法律事務所)は「2審でも無罪判決が下されれば、Bさんを虚偽告訴罪で訴える予定」と明らかにした。

2025/03/12 13:05
https://japanese.joins.com/JArticle/331046

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