トランプ大統領が称賛した現代自動車グループ「メタプラントアメリカ」が本格稼働(2)

投稿者: | 2025年3月27日

◇AIとロボット導入した現代自動車工場の未来の姿

現代自動車グループはHMGMA各所に製造革新技術を用いた。すべての生産過程にAIとロボットを投じた現代自動車グループ最初の工場で、自動車生産の全過程のデータをデジタル化して工場運営に活用する。AIが生産ビッグデータを分析して異常兆候を事前に感知することもできる。

 ロボット親和工場として作られた点も特徴だ。世界で初めてロボットが人間の作業者の助けを受けずにドア装着前工程を担当する。肉眼で確認するのが難しい塗装品質に対し車体1台当たり約5万枚のイメージを撮影・分析し速く正確にフィードバックを提供する役割もロボットがする。工場各所には現代自動車グループ系列会社であるボストンダイナミクスの4足歩行ロボットの「スポット」が現場を歩き回り生産工程などを監督・管理する。今後はヒューマノイドロボット「オールニューアトラス」が生産工程に試験投入される予定だ。

◇鄭会長「関税問題は企業と政府が協力して解決すべき」

鄭会長はこの日取材陣と会い、24日のホワイトハウスでの発表過程を紹介した。彼は「トランプ大統領を工場に招待したが、ルイジアナに現代製鉄が電炉工場を建設する話を聞いてホワイトハウスで発表した方が良いとトランプ大統領が話した。現代自動車としてはとても光栄だった」と明らかにした。

鄭会長は関税に対する立場も明らかにした。鄭会長は「われわれが発表したのは一企業なので関税に大きな影響を与えるのは厳しそうだ。関税というものは国と国の問題のため、一企業がどうしたからと関税政策が大きく変わると考えるのは難しい」と説明した。続けて「もし(現地投資が)関税に少し良い影響があるならばわれわれとしてはとても努力した甲斐があったと思う。(関税施行予告日の)4月2日はとても重要な時期になると考える」と付け加えた。

この日の行事直後にトランプ大統領は自動車関税25%賦課の内容を盛り込んだ大統領令に署名したと明らかにした。米国に輸入されるすべての自動車に対し25%の関税を課すもので、来月2日から発効し3日輸入分から関税が適用される。トランプ大統領は「自動車関税が施行されれば米国に年間6000億~1兆ドルの追加収入があるだろう」と話した。日本の自動車メーカーのホンダが米国に新工場を作ろうとしているとも言及した。

2025/03/27 10:57
https://japanese.joins.com/JArticle/331786

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