日本で開催中の大阪・関西万博の「韓国の日」の行事に、韓国経済人協会の柳津(リュ・ジン)会長、韓日経済協会の金鈗(キム・ユン)会長ら韓国の財界関係者が参加した。韓日財界では今年国交正常化60周年を迎えて協力の雰囲気が高まっている。
韓国産業通商資源部と大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は13日、大阪万博会場で韓国の日記念行事を開いたと明らかにした。行事には産業通商資源部の安徳根(アン・ドックン)長官、文化体育観光部の柳仁村(ユ・インチョン)長官ら政府関係者と柳会長、金会長、サムスン電子の李源鎮(イ・ウォンジン)グローバルマーケティング室長(社長)、現代自動車のソン・キム対外協力担当社長ら韓国財界関係者が参加した。主催国である日本側からは羽田浩二大阪・関西万博政府代表らが参加した。
行事では朝鮮通信使行列再現パフォーマンスが行われた。朝鮮通信使は日本の江戸時代の1607年から1811年まで朝鮮から日本に12回にわたり派遣された外交使節団だ。また、両国関係者たちは会場に設けられた日本館と韓国館を相互に訪問した。韓国館は先月13日からこの日まで累積35万人が訪問した。
産業通商資源部とKOTRAはこの日の行事を始まりに17日まで5日間を「韓国週間」として韓国の文化・技術・産業の優秀性を知らせる。韓国の最新トレンドと技術力を紹介する「韓国優秀商品展」には韓国企業93社、バイヤー160社が参加し、ヘルスケア、ビューティー、リビング、IT家電とモビリティなどの分野で韓日両国企業間の協力と交流を継続する。サムスン電子や現代自動車などがブースや広報館を運営する。KOTRAの姜敬声(カン・ギョンソン)社長は「韓国に対する友好的な雰囲気を高めて韓国観光と産業交流活性化につながるようにしたい」と話した。
当初韓国の日の行事に参加すると発表されたサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長はこの日の行事に参加しなかった。先月の出張に続き1カ月ぶりに日本を訪問している李会長は日本の財界関係者らと協力案を話し合うものとみられる。ただ李会長が日本滞在中に万博会場を訪れて展示館を視察する可能性はある。
韓日財界は大阪万博に続き今月末にソウルでまた会う。韓日経済協会は27~28日に韓日の財界代表300人が参加する「第57回韓日経済人会議」を開催する。今年の行事では「韓日国交正常化60周年、より広く深い韓日協力」を主題に両国間の協力案を模索し、新たな韓日パートナーシップ共同宣言を発表する計画だ。
2025/05/14 09:49
https://japanese.joins.com/JArticle/333736