サンフランシスコ、連敗を4でストップ…救世主は「4番打者」李政厚

投稿者: | 2025年5月15日

メジャーリーグ(MLB)サンフランシスコ・ジャイアンツの李政厚(イ・ジョンフ、27)が今季5号本塁打を放ち、チームの連敗脱出に寄与した。

李政厚は14日(日本時間)、米サンフランシスコのオラクルパークで行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に4番・中堅手で先発出場し、5打数2安打3打点1得点をマークした。安打の1本は3点本塁打だ。打率は2割8分5厘から2割8分8厘(163打数47安打)に、OPS(出塁率+長打率)も0.787から0.805に上がった。李政厚がホーム球場のオラクルパークで本塁打を打ったのは今季初めてで、昨年4月21日のアリゾナ戦以来388日ぶり。

 サンフランシスコは李政厚の活躍などでアリゾナに10-6で勝利し、連敗を4で止めた。シーズン25勝18敗のサンフランシスコはナショナルリーグ(NL)西部地区1位のLAドジャース(27勝15敗)を2.5ゲーム差で追っている。

前日(13日)に続いて4番打者で出場した李政厚の本塁打はチームが7-4とリードしていた8回裏二死一、二塁の場面で飛び出した。アリゾナはエリオット・ラモスを敬遠して李政厚と勝負したが、結果的に敗着となった。李政厚は1ボール2ストライクから相手投手マンティプライの127キロのカーブをとらえた。球速163キロで一直線に飛んだ打球は飛距離107メートルで右翼スタンドに入った。

1回の最初の打席で二塁ゴロに倒れた李政厚は、3回の2打席目にアリゾナ先発ブランドン・ファットの2球目、138.7キロのチェンジアップをセンター前に弾き返した。これで3試合連続安打。5回は三振、6回はレフトライナーに終わった李政厚は8回に本塁打を打った。

最近になって李政厚の打率が落ちたのは相手投手の牽制のためだ。李政厚は先月中旬までMLB2大リーグを合わせて最初に2けた二塁打に到達するなど豪快な打撃を見せていた。相手チームは李政厚を細かく分析し、相手投手はコーナーワークと配球で弱点を攻めた。特にブレーキングボール(落差が大きいボール)とオフスピードボール(直球と混ぜて投げるスローボール)に対する打率は1割台に急落した。

「進化を続ける選手」らしく李政厚も対応した。メジャーで初めて4番打者として出場した13日のアリゾナ戦の最初の打席では奇襲バントも見せた。相手の意表をついて出塁しようという意志の表れだった。選球眼も回復している。打撃不振だった時期は初球から3球目にスイングすることが多かった。最近は落ち着いて対応する傾向だ。

一方、ドジャースの内野手、金慧成(キム・ヘソン、26)はオークランド・アスレチックスとのホーム試合に交代で出場した。チームが1-9とリードされた8回にムーキー・ベッツの代わりに打席に立ったが、グラント・ホールマンのスプリットに遊ゴロに倒れた。打率は3割0分4厘(23打数7安打)に下がった。

2025/05/15 07:47
https://japanese.joins.com/JArticle/333776

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)