香港や中国など周辺国で新型コロナウイルス発生が増加していて韓国防疫当局が国内外の動向を注視している。
韓国疾病管理庁のホン・ジョンイク感染病政策局長は26日、定例会見で「現在国内では標本監視の結果、感染者数が顕著に増える様相ではない」としながらも「呼吸器患者のうち新型コロナウイルス検出率が第20週基準8.6%で、前週比5.8%p上昇した」と明らかにした。
ホン氏は「患者数そのものは安定的に維持されているが、ウイルス検出率が小幅で増加する傾向へと変化が感知される」と付け加えた。
続いて「昨年は米国や英国、日本などが韓国のおよそ1~2カ月程度先に患者が増えると、韓国がその後に従う様相を示していたので今回のアジア(のコロナウイルス)発生も鋭意注視している」とし「国際交流が盛んな特性上、韓国でも増加する可能性があると見て備えている」と説明した。
疾病庁は高危険群のワクチン接種率が47.4%にとどまるとし、6月30日まで施行される予防接種に積極的に参加するよう強調した。接種対象は65歳以上の高齢者、生後6カ月以上の免疫低下者、感染にさらされやすい施設の入院・入所者らだ。
疾病庁のコ・ジェヨン報道官は「ワクチンは感染そのものを減らすと同時に重症悪化を防ぐ効果がある」とし「すでに接種した方々も医者と追加接種すべきかどうか相談し、まだ接種していない方々は今からでも参加してほしい」と強調した。
2025/05/26 14:26
https://japanese.joins.com/JArticle/334203