「日帝強制動員・明治産業革命関連の遺物、買い取ります」=韓国

投稿者: | 2025年6月7日

 韓国の国立日帝強制動員歴史館は「日帝強制動員関連の展示と教育、研究のために、来月4日まで、対日抗争期と日帝強占期(日本による植民地時代)当時の日帝強制動員関連の遺物の公開購入を実施する」と6日、明らかにした。

 遺物の公開購入の対象は、韓国の近現代(対日抗争期、日帝強占期)当時の日帝強制動員関連の遺物、ユネスコの明治日本の産業革命遺産、衛生・感染症・予防接種などの関連資料だ。日帝強制動員の遺物については、ロシアのサハリン・東南アジア・太平洋中西部地域の強制動員資料、日本軍「慰安婦」、朝鮮女子勤労挺身隊、当時の新聞などに掲載された職業紹介広告、捕虜収容所・捕虜監視員・朝鮮人戦犯裁判などの関連資料、朝鮮人原爆被害資料、徴用・徴用拒否・抗日運動関連資料などだ。また、ユネスコの明治産業革命遺産については、佐渡鉱山、端島炭鉱、高島炭鉱、三池炭鉱、八幡製鉄所、長崎造船所、雨竜第一ダムなどの資料をはじめ、浮島丸沈没関連の資料も収集対象だ。

 遺物の種類は、地図、名簿、写真、フィルム、衣類、消費財、旗、証明書、賞状、手帳、アルバム、広報物、画報、手紙、手記、叢書、裁判記録などだ。

 個人所蔵者、文化財売買業者、法人、団体、個人など、誰でも申請可能だ。しかし、出処が不明な場合や、盗難・盗掘品など違法に得た資料や共同所有物などは購入対象外になる。歴史館のウェブサイト(fomo.or.kr/museum)の「開かれた広場」セクションの「公示事項」から申込書などをダウンロードして作成した後、電子メール等で提出する。

 国立日帝強制動員歴史館は2015年、釜山南区大淵洞(プサン・ナムグ・テヨンドン)で開館し、強制動員被害者と犠牲者遺族のための追悼記念施設であり、日帝強制動員の歴史教育空間だ。第2次世界大戦の戦犯国である日本帝国主義による非人道的な強制動員の実態について、調査・記録した資料を展示している。

2025/06/06 14:36
https://japan.hani.co.kr/arti/culture/53415.html

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