ルーラ大統領には抱擁、モディ首相には「インド映画素晴らしい」…李大統領「共感外交」

投稿者: | 2025年6月19日

韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領はどのような外交スタイルだったのだろうか。李氏はカナダ・アルバータ州カナナスキスで開かれたG7会議の翌日である17日午前(現地時間)の最初の日程としてブラジルのルーラ・ダシルバ大統領と首脳会談に臨んだ。この席で李氏は過去少年工時代に工場プレス機に押さえられて左腕を負傷したエピソードを先に語った。これを聞いたルーラ氏は「何歳の時のことか」と尋ねて関心を示したという。ルーラ氏は「国民が選んでくれた理由を忘れないように」という助言も李氏に忘れなかった。貧農の息子として生まれたルーラ氏も19歳のときに金属工場で働いているときに小指を失った。

メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領との会談では、李氏はシェインバウム大統領の高い支持率の秘訣を尋ねた。「1週間に3~4日は自ら市民のほうへ赴き、話を交わして野党と討論する」というシェインバウム氏の返事に李氏は大きな関心を示した。昨年10月に就任したシェインバウム氏の現地支持率は80%に迫る。

 続くインドのナレンドラ・モディ首相との会談で、李氏は「インド映画が大好きだ」と話した。ムンバイを本場とするインド映画産業は米国ハリウッドを模して「ボリウッド」(ムンバイ+ハリウッド)と呼ばれるほど国際的に大きな成功を収めている。アクション・ロマンス・ミュージカルなど幅広いジャンルを1本の映画に詰め込んでいるのがその特徴だが、李氏がボリウッド映画のファンであることを自任したのだ。

するとモディ氏も2000年前、伽耶の首露王と結婚したインド・アヨーディヤー出身の許黄玉王女とその姓氏である金海(キムヘ)許氏に言及して韓国に対する愛情を示したという。

李氏はこの日、ブラジル・メキシコ・インド・英国・日本・カナダの各首脳と会談を行った後、G7加盟国および招待国の首脳たちとともに記念写真を撮影した。写真撮影後、李氏はルーラ氏に先に近付いて握手を求めた。ルーラ氏が李氏の背中を軽く叩きながら親密さを示すと、李氏もルーラ氏の背中に腕を回した。李氏はカナダのマーク・カーニー首相とも和やかに手を取り合い、英国のキア・スターマー首相、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と握手を交わす場面も見られた。

李氏は1泊2日のG7サミット期間中、首脳会談ができなかった首脳たちとも日程の合間合間に談笑を交わしたという。これについて大統領室関係者はカルガリー現地のプレスセンターで記者団と会い、「李大統領が特有の親和力とユーモアを活用して隔意のない対話を引き出した」とし「首脳外交を今後我々が推進していくにあたり、非常にやりやすそうだ、うまくやれそうだという手応えを感じた」と話した。

2025/06/19 13:22
https://japanese.joins.com/JArticle/335240

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