NATO首脳会議出席の韓国国家安保室長「トランプと少し会話…造船業に関心高い」

投稿者: | 2025年6月27日

 大統領室は26日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の期間中に、ウィ・ソンナク国家安保室長が米国のトランプ大統領と対面したことを明らかにした。韓米首脳会談の実施時期について大統領室は、「早期に推進しようということで(両国の)共感があった」と語った。

 ウィ室長はこの日、記者団に対し、「(NATO首脳会議の期間中に)トランプ大統領とも少し会話したが、トランプ大統領の関心が造船協力に対して高いことを確認した」として、「話したのは長くはなかった。少し立って一言二言話したが、造船に関心が高いということが分かった」と語った。

 ウィ室長は、米国のルビオ国務長官兼国家安保担当大統領補佐官と対面した際にも韓米首脳会談の早期推進で共感を形成したと語った。ウィ室長は「時期は出ていないが、早期に(韓米首脳会談を)推進しようということで共感があったことが成果といえる」と述べた。

 ウィ室長は、NATO諸国が先日、国防費を増額することを決めたことについて、「ご存知のように、NATOは国防費を(2035年までに国内総生産(GDP)の)5%を目標に増やしていくことを決めた」とし、「それが一つの流れであり、類似の注文が韓国に対してもある」と述べた。同氏は「防衛費問題について、米国はNATOに対しておこなったことと類似して多くの同盟国に似たような注文をしている状況であり、そのような議論が実務陣の間で交わされている」として、「韓国はどのように対処するかを決めていかなければならない」と述べた。

 ウィ室長は、日本のTBSがこの日、複数の外交筋の話として、ルビオ長官が来月10日からマレーシアで開催されるASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会合の前後に日本と韓国を訪問する日程を調整していると報道しているが、事実かと問われ、「訪韓の可能性は開かれている。協議してみなければならない」と述べた。ルビオ長官が訪韓すれば、具体的な韓米首脳会談の日付や関税について話し合うと見られる。

 ウィ室長は、来月8日に相互関税の猶予措置が終了することについても議論が交わされたが、細かい議論はなかったと語った。「全般的な韓米間交渉の全体像を議論した。関税交渉が早く進展を見せて安保問題を議論するシナジーをあげる状況になることを期待し、またそのように努力していこう(と言った)」として、「どのように交渉するとしても、韓米同盟の信頼と同盟の連帯性を強化する方向で交渉を進めるべきだということで大いに意見をまとめた」と語った。

 李在明(イ・ジェミョン)大統領は国内懸案などを理由として、24~25日にオランダのハーグで行われたNATO首脳会議に出席せず、ウィ室長を代わりに送った。

2025/06/26 20:48
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/53584.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)