中国の何立峰政治局委員兼副首相の日本訪問が調整されていると、読売新聞が7日報じた。
同紙は複数の消息筋を引用し、中国政府が11日、大阪・関西万博の「中国の日」行事に何副首相を派遣する方向で調整中と伝えた。
大阪万博では参加国が各国の伝統と文化を紹介する「ナショナルデー」を運営するが、「中国の日」が11日だ。日本政府は大阪万博の「中国の日」に自国の閣僚の出席を検討している。
同紙は「米国との対立を念頭に、日本との関係改善を進めてきた中国は何氏の訪日で対日関係重視の姿勢を演出する思惑があるとみられる」とし「米国との関税交渉で苦戦する日本に秋波を送る可能性がある」と伝えた。
何氏は訪日期間に日本経済団体と会談する日程も推進している。また森山裕自民党幹事長と何氏の会談も推進中だ。
何氏は習近平国家主席の3期目の経済政策を担当している。主要海外メディアによると、何氏は習近平主席の長い側近であり、海外企業家の間で「解決者」と呼ばれる。何氏は第20期中国共産党中央委員会の政治局委員で、中央財政経済弁公室主任を兼ねる。国務院副首相職は2023年3月に任命された。中国政府を代表して西側の政治家や財界人と会う仲介者の役割だ。WSJは何氏の役割を「米国が主導する西側の制裁にどう対応するかに集中する核心の設計者」「西側から中国の体系と経済を守る門番」と評価した。何氏は米中高官級貿易交渉の中国側首席代表でもある。
2025/07/07 11:14
https://japanese.joins.com/JArticle/335925