韓国政府が3月と5月に東海(トンヘ、日本名・日本海)と西海(ソヘ、黄海)の北方限界線(NLL)付近を木船で漂流して南側に越えてきた北朝鮮の住民6人を海上で送還したと9日、明らかにした。
韓国統一部はこの日、「住民らが漂流当時に乗っていた木船を利用して北方限界線を越え、北側海域に復帰した」と明らかにした。
統一部の当局者は「送還時点に北の警備艇が引き渡し地点に出ていて、北側の船舶が自力で帰還した」と説明した。
西海で救助した船舶は機関の故障で運航が不可能だったが、東海の船舶は点検の結果、運航が可能だった。これを受け、北朝鮮住民の全員の同意に基づき西海の北朝鮮住民2人を含む6人を東海の救助船舶で共に送還した。
この当局者は「統一部は人道主義的レベルで安全かつ迅速に北の住民を送還するという立場の下、関係機関と協力して送還に努力してきた」と述べた。
続いて「送還の過程で帰還に対する北の住民の自由意思を何度か確認し、関係機関と協力して送還の前まで北の住民を安全に保護した」と強調した。
2025/07/09 11:05
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