朝中、「平壌-北京」列車運行再開に合意後…北朝鮮が時刻表を公開

投稿者: | 2025年7月16日

北朝鮮当局が運営する旅行関連サイトに、平壌と中国・北京を結ぶ列車の時刻表が公開された。朝中間の関係回復に動きが見られる中、両国の首都を結ぶ旅客列車の運行が実際に再開されるのかどうか注目を集めている。

16日、北朝鮮国家観光総局が運営する「朝鮮観光」サイトには、最近「国際列車時刻表」というタイトルで往復列車のスケジュールが掲載された。路線は「平壌-北京」「平壌-丹東」「平壌-モスクワ」の3路線となっている。

 サイトによると、列車は毎週月・水・木・土曜日の午前10時25分に平壌を出発し、丹東・瀋陽を経由して北京に到着する。北京発の列車は、毎週月・水・木・土曜日の午後5時27分に出発し、瀋陽・丹東を経て平壌に到着する。

ただし、現在実際に運行されている区間は「平壌-モスクワ」直通列車のみで、平壌と北京・丹東など中国方面を行き来する列車はまだ運行されていない。平壌-北京間の旅客列車運行が再開されれば、2020年1月に新型コロナウイルス拡大のために中断されて以来、5年6カ月ぶりとなる。

これに先立ち、12日には日本のNHKが複数の関係者の話として、北朝鮮と中国が平壌と北京を結ぶ旅客列車の運行再開に合意し、早ければ8月から運行が再開される見通しだと報じていた。

◇朝鮮観光サイト、「上海往復航空便」の時刻表も公開

北朝鮮と中国を結ぶ航空路線も増えると予想されている。「朝鮮観光」サイトには、平壌と中国・上海を往復する航空便の時刻表も掲載された。

サイトに公開された「国際航路」時刻表によると、便名「JS 157」とする航空便は毎週木曜と日曜の午後10時10分に平壌を出発し、午後11時30分に上海に到着する。毎週月曜と金曜には、「JS 158」という便名の航空便が午前0時30分に上海を出発し、午前3時50分に平壌に到着する。

北朝鮮は2023年から北京路線の運航を再開しているが、上海路線はまだ再開していない。

これまでは平壌と上海を不定期で運航するにとどまっていたが、「朝鮮観光」が公示した通りに運航が実現すれば、週2便の定期路線が復活することになる。

朝中関係は、朝ロ関係の緊密化に伴い一時的に疎遠になったが、最近では両国が友好条約締結64周年を記念する宴会を平壌と北京で盛大に開き、主賓の格も回復するなど、関係改善の流れに乗っている。このような状況下で、北朝鮮と中国の旅客列車の運行が再開され、航空路線が増加すれば、人の往来が大幅に増え、関係回復のスピードにも弾みがつくと予想される。

2025/07/16 10:10
https://japanese.joins.com/JArticle/336322

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