北朝鮮、今年上半期のビーチパラソル輸入47倍増…元山リゾート用と推定

投稿者: | 2025年7月30日

今年上半期に北朝鮮が輸入した中国産リゾート用品規模が急増したことが分かった。

日本経済新聞は29日、中国税関当局「海関総署」の統計を引用し、「25年前半に北朝鮮が中国から輸入したビーチパラソルは20万7800ドル(約3100万円)にのぼり、前年の4380ドルから47倍に増えた」と伝えた。新型コロナ流行前の2017-19年の同期と比較しても11倍に達するという。

 また、ウォータースライドなどプール用設備と推定される「ウォーターパーク娯楽設備」品目の輸入規模は218万ドルと集計された。北朝鮮がこの品目を中国から輸入したのは2015年以降で初めてだと、同紙は伝えた。

中国産物品の大規模な輸入の背景には、北朝鮮が先月竣工した大型海岸リゾート団地、江原道(カンウォンド)元山葛麻(ウォンサン・カルマ)海岸観光地区と関係があると同紙は報じた。この地区には約2万人が宿泊できるホテルと旅館があり、海水浴場と多様な体育・娯楽施設を備えていると把握されている。

当時の竣工式に出席した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は「文化分野の開化発展を促進すると同時に該当地域の振興を追求し、国家の全般的な経済成長に寄与する動力」とし「元山葛麻海岸観光地区は文化観光の発展に関する党と政府の方針を実現する路程で誇らしい第一歩」と評価した。

同紙は「北朝鮮はロシアをはじめとする外国人観光客を同リゾートに誘致し、外貨獲得につなげる狙いがあるとみられる」と分析した。ロシアのラブロフ外相は今月11-13日に北朝鮮を訪問し、金正恩委員長と会談した後の記者会見で「ロシアと北朝鮮の間の観光が拡大することを期待する」とし「北朝鮮は元山リゾートとその他の観光地により多くのロシア観光客を迎えることに関心を見せた」と述べた。最近はロシア極東ウラジオストクと北朝鮮の元山をつなぐ旅客機直航路線の開設が検討中というロシア現地の報道もあった。

2025/07/30 10:12
https://japanese.joins.com/JArticle/336920

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