米大リーグ(MLB)ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(29)が通算176本目の本塁打を放った。大谷は大リーグでプレーした日本人選手の中で最も多くのホームランを打った選手になったのだ。これまでのトップは大リーグ10シーズンで175本塁打を出した松井秀喜氏(49)だった。
大谷は22日(韓国時間)、米ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで行われたニューヨーク・メッツとのホームゲームで、3回に先制決勝2ランを放った。3回裏、一死・走者一塁という場面で、メッツの先発投手エイドリアン・ハウザーが投げた2球目のスライダーを打ち、右中間フェンスを越えた。飛距離は129メートルの今季第5号本塁打で、個人通算176号ホームランだ。大谷は2018年に大リーグ入りし、7シーズン目にして新記録を作った。試合はドジャースが10-0で勝った。大谷は1本塁打を含め、3打数2安打2打点2得点1四球を記録した。現在、7試合連続安打・20試合連続出塁中だ。開幕直後はしばらく不振だったが、すぐに本来の姿を取り戻した。いつの間にかシーズン打率は3割6分8厘となり、大リーグ全体で1位に立っている。安打数(35本)と二塁打数(11本)も1位、OPS(出塁率+長打率)は1.094で3位だ。
アジア人大リーガーで最も多くの本塁打を記録した選手は秋信守(チュ・シンス、41)=現:SSGランダース=だ。2005年から20年までの16シーズンで218本塁打を放った。しかし、大きなケガさえなければ、大谷が秋信守の記録を塗り替えるのは時間の問題だ。大谷は2021年に46本塁打をマークし、松井氏が持っていたアジア人大リーガーの1シーズン最多本塁打(31本)を上回っている。昨シーズンも44本塁打で、アメリカン・リーグ本塁打王になった。来季あたりには秋信守の記録を塗り替える可能性が高い。
松井氏はMLBドットコムとのインタビューで、「彼の存在の大きさ、選手としての素晴らしさを思えば、私の数字と比べる必要はまったくないと思う」と賛辞を送った。松井氏は日本プロ野球の読売ジャイアンツで10シーズン332本塁打、大リーグで175本塁打を放ち、日米通算507本塁打を記録している。大谷は日本プロ野球で48本塁打、大リーグで176本塁打、現時点で日米通算224本塁打を記録している。
ペ・ジュンヨン記者
2024/04/23 09:20
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