米国と台湾の海軍が先月西太平洋で秘密裏に合同演習を行ったとロイター通信が12日に報道した。メディアは複数の消息筋の話として「米国と台湾の海軍が4月に護衛艦と補給艦など双方の艦艇6隻が参加する中、西太平洋周辺で非公式の合同演習をした。数日間通信と給油、再補給のような基本作戦を訓練した」と伝えた。
消息筋のうち1人はロイターに「この訓練を『計画になかった海上遭遇』と呼んだ。海上での偶然の遭遇だと口を合わせようとする両国の暗黙的合意があった」と明らかにした。
これと関連し台湾海軍はロイター通信に「米軍が推進した『海上での偶発的遭遇時の衝突防止行動綱領(CUES)』に基づいて行動したもの」と明らかにした。米国防総省は確認を拒否した。CUESは2014年西太平洋海軍シンポジウム(WPNS)本会議で韓国と米国・中国・日本などアジア・太平洋地域25カ国が批准した海上規範だ。海上での予想できない船舶・航空勢力間の遭遇時に敵対的な行動や誤解を避けるために作られた。
20日に親米・独立性向である頼清徳次期総統の就任式を控え中国は自国の航空機を台湾海峡中間線を超え防空識別区域に浸透させるなど軍事的圧力を加えている。これに対する米国と台湾の軍事接触も頻繁になっている。先月台湾海軍の唐華司令官がワシントンDCを訪問して米海軍のフランケッティ作戦司令官と双方の海軍協力の活性化案を話し合った。
台湾は米国製自爆用ドローンの購入も模索している。中国時報など台湾メディアは10日、消息筋の話として台湾が米国防総省にエアロバイロンメントの「スイッチブレード300」と「スイッチブレード600」、アンドゥリルの「アルティウス600」などドローン購入の可能性を打診したと伝えた。導入されたドローンは台湾海軍陸戦隊(海兵隊)などに配備されるという。
2024/05/14 17:29
https://japanese.joins.com/JArticle/318640