「被害者は絶対善ではない」 慰安婦被害女性を攻撃して尹美香議員を擁護していた崔東錫・人事革新処長【独自】

投稿者: | 2025年8月1日

【TV朝鮮】(アンカー)

 連日問題を起こしている崔東錫(チェ・ドンソク)人事革新処長が今度は慰安婦被害女性に対しても暴言を吐いたとして非難を受けています。5年前に李容洙(イ・ヨンス)さんが尹美香(ユン・ミヒャン)元議員の後援金横領疑惑を主張した際には「被害者は絶対善ではない」として尹美香元議員を擁護しました。朴元淳(パク・ウォンスン)元ソウル市長による性暴力事件の被害者を侮辱するコラムに続き、被害者に対する歪曲(わいきょく)された認識も改めて口にしたとの指摘も相次いでいます。イ・テヒ記者がお伝えします。

 (記者リポート)

 日本軍慰安婦被害者の李容洙さんは5年前、正義記憶連帯への寄付金が透明な形で使用されていないとして、共に民主党所属の尹美香元議員が理事長だった当時の横領疑惑を指摘しました。

 李容洙/慰安婦被害女性(2020年5月)

 「全国の被害者女性のために寄付された募金です。一体何に使っているのか…」

 これに対して崔東錫処長は李容洙さんに対し「でたらめを言っている」「文在寅(ムン・ジェイン)政権を侮辱するものだ」と非難しました。

 さらに「被害者だからといって絶対善にはなり得ない」「尹美香を支持する。絶対に譲歩するな」とも主張していました。

 当時金於俊(キム・オジュン)氏らが主張した「黒幕説」などの陰謀論に事実上同調した形です。

 これに対して李容洙さんは2次被害を訴えました。

 李容洙/慰安婦被害女性(2020年5月、CBSラジオ「キム・ヒョンジョンのニュースショー」

 「私は100回、1000回訴えても私一人しかいません。私は愚か者ですか? 私は認知症ですか?」

 尹美香前議員は李容洙さんの主張通り大法院(最高裁判所に相当)で横領などにより有罪判決が確定しました。

 懲役1年6カ月に執行猶予3年の当選無効となる判決でしたが、裁判が長引いたため国会議員としての4年の任期は全て終えていました。

 崔東錫処長については親明系(李在明〈イ・ジェミョン〉寄り)からも懸念の声が出ています。

 金栄鎮(キム・ヨンジン)/共に民主党議員(CBSラジオ「キム・ヒョンジョンのニュースショー」)

「公職者の勤務評定を管理し、人材を推薦して管理する担当者として適正かについてはさまざまな方面から懸念の声が相次いでいることをお伝えしておきます」

 金栄鎮議員は「崔東錫処長のような人物を推薦した人もチェックすべきです」と指摘しました。TV朝鮮、イ・テヒがお伝えしました。

(2025年7月31日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

2025/08/01 13:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/08/01/2025080180054.html

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