バレーボール韓日戦「不公正判定」議論、韓国スポーツ倫理センターが調査に着手

投稿者: | 2025年8月20日

慶尚南道晋州(キョンサンナムド・チンジュ)で行われた国際女子バレーボール大会での韓日戦で、開催国の韓国に過度に有利に適用された不公正判定が試合の公正性を損ねたという批判世論が激しくなっている中で、韓国文化体育観光部傘下のスポーツ倫理センターが調査に着手した。

聯合ニュースによると、スポーツ倫理センターは前日に事件を受け付け、担当調査官が調査を始めた。問題となった試合は16日に晋州体育館で行われた2025コリアインビテーショナル晋州国際女子バレーボール大会第4戦だ。韓国女子バレーボール代表チームは光復節翌日に開かれた歴代150回目の韓日戦で日本にセットポイント3-2で勝利した。

 だがバレーボールファンらは「不公正判定による恥ずかしい勝利」として沸き立ち、審判を懲戒してほしいという苦情までスポーツ倫理センターに寄せられた。韓国は日本と第5セットまで行くフルセットの接戦の末に勝利し、2021年に行われた2020東京五輪予選第4戦から約4年ぶりに日本戦での勝利を味わった。

判定議論さえなければバレーボール・ネーションズリーグ(VNL)降格で自信を失った韓国女子バレーボールに大きな力になる試合だったが、むしろ過度に有利な判定を受けたとの指摘が出て思い切り笑うこともできなかった。第5セット11-10の場面でライン外側に落ちたとみられる韓国のサーブを「イン」と宣言したのは事実上勝敗を決めた場面だった。この試合はビデオ判定なく進められ、韓国人審判は曖昧な場面で常に韓国側の手を上げた。

これに対しあるバレーボールファンが18日に大韓体育会に「偏向的に判定したこの試合の審判を懲戒し再発防止対策をまとめてほしい」との請願を提起した。大韓体育会は担当官庁である文化体育観光部に移送し、文化体育観光部は傘下機関であるスポーツ倫理センターに事件を割り当てた。これまでスポーツ選手の人権侵害や機関の不正などが主要調査対象だったが、特定の試合での審判の判定をめぐり事件が受理されたのは異例なことだ。

スポーツ倫理センターは調査を通じて問題が発見されれば関連者に対する懲戒を勧告できる。

2025/08/20 17:12
https://japanese.joins.com/JArticle/337802

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