日本初の女性首相・高市早苗氏「韓国は重要な隣国」

投稿者: | 2025年10月22日

 自民党の高市早苗総裁(64)が21日、石破茂前首相に続き第104代内閣総理大臣(首相)に就任した。日本の議院内閣制140年の歴史上、初の女性首相だ。

 同日の臨時国会で行われた衆議院における首相指名選挙の1回目の投票で、高市氏は過半数を超える237票を獲得し、首相に選出された。高市氏は26年間にわたり自民党と協力してきた公明党が連立政権から離脱して一時危機を迎えたが、保守系野党の日本維新の会を新たな連立パートナーに引き入れ、首相に就任した。

 強硬・右翼性向の高市内閣の発足により、以前の石破茂内閣体制で構築された未来志向の韓日関係の行方が注目される。高市首相は歴史問題・領土問題で強硬な発言を繰り返し、靖国神社も定期的に参拝してきた。

 ただし、「『高市首相』は違うだろう」という見方もある。高市首相は同日の就任記者会見で、「韓国は重要な隣国だ。国際社会の様々な課題に対応するためにも必要なパートナーだ。日韓関係の重要性は、今一層増している。李在明(イ・ジェミョン)大統領との会談を希望している。しっかりと意思疎通を進めていきたい」と述べた。高市首相は今月末の慶州アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席し、李大統領と初めて会う予定だ。李大統領も同日、交流サイト(SNS)に高市首相の選出を祝うメッセージを載せ、「慶州で建設的な対話を交わすことができると期待している」と述べた。

 高市首相は官房長官に木原稔・前防衛相、外相に茂木敏充・元自民党幹事長、防衛相には総裁選挙で競い合った小泉進次郎・前農相を任命した。

成好哲(ソン・ホチョル)東京支局長

2025/10/22 10:00
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