「平和の少女像」撤去要求集会にソウル教育庁「即時中断を」

投稿者: | 2025年10月22日

旧日本軍「慰安婦」の被害が虚偽だと主張する団体がソウルの高校前で「平和の少女像」撤去要求集会を開くと申告したことを受け、ソウル市教育庁が関連集会の即時中断を要求した。

ソウル市のチョン・グンシク教育長はコメントを通じ、「法律的検討と警察の協力を基に学校周辺の集会に対する合理的制限を要請し、今後も生徒と教職員の不安がないよう積極的に対応する」としてこのように明らかにした。

 市民団体「慰安婦法廃止国民行動」などは平和の少女像が設置されたソウルの瑞草区(ソチョグ)と城東区(ソンドング)にある高校2カ所の前で銅像撤去を要求する集会を予告した。集会は23日から来月19日まで予定されている。団体は鍾路区(チョンノグ)の少女像前で慰安婦問題解決を促してきた水曜デモが開かれる際に近くで「慰安婦は詐欺」と主張して反対集会を開いてきた。

◇「11月13日の修能控え深い懸念」

チョン教育長はコメントで、「平和の少女像は生徒たちが自発的に正しい歴史認識と平和、人権の価値を学び実践するために設置した教育的象徴物。これは憲法が保障する教育の自主性と学習権、表現の自由に基づいたもの」とした。続けて「これを撤去しろという外部からの要求は教育自治と生徒自治、表現の自由を侵害するもので決して受け入れられない」と付け加えた。

合わせて学校・教育支援庁など関連機関と父兄・市民社会とともに集会に断固対応すると予告した。チョン教育長は「11月13日の大学修学能力試験を控え生徒たちの学習権を深刻に侵害する集会とデモが学校前で発生する点に対し深い懸念を示す。学校周辺での集会やデモで生徒たちの授業権と登下校の安全が侵害されることがないよう警察庁などと協力し必要なあらゆる措置を取っている」と明らかにした。

2025/10/22 16:25
https://japanese.joins.com/JArticle/340101

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